(動画)阪神本線、住吉〜芦屋の高架化で完成式典 神戸市長・阪神社長ら出席

 神戸市と阪神電気鉄道は30日、阪神本線の住吉〜芦屋で進めていた連続立体交差事業で全区間の高架化を完了した。地上線だった魚崎〜芦屋の上り線(大阪梅田方面行き)を同日始発から、高架線路に切り替えた。これに合わせて同日午前に青木駅(神戸市東灘区)高架下で開催した記念式典で、久元喜造市長はあいさつし、「神戸市東部の街づくりを進めていくうえでも大きな弾みになる」と述べた。阪神の秦雅夫社長は「高架下の有効利用...

赤羽国交相、住吉〜芦屋高架化「完成こそ真の復興の象徴」 完成記念式典で

 神戸市兵庫区・長田区など兵庫2区選出の衆院議員である赤羽一嘉国土交通相(写真)は30日午前、阪神本線の青木駅(神戸市東灘区)高架下で開催した住吉〜芦屋間の高架化完成式典に出席し、「本事業の完成こそ阪神淡路大震災からの真の復興の象徴的なできごと」と述べ、高架化の完成を祝った。神戸市東灘区の阪神沿線は、1995年に発生した阪神淡路大震災では最も被害が大きかった地域の1つ。事業区間内の深江駅近くでは、阪神高...

神戸空港の貨物は復活するか 海運と「自由にアレンジ」求める声、国際化契機?

 「立地的に神戸空港が非常に近いので、海運貨物、航空貨物が相互に、自由にアレンジできる港作りを期待している」ーー。神戸税関が29日に開催したシンポジウム「これからの国際物流を考える」では、第2部のパネル討論で「神戸港への期待」をテーマにしたところ、こんな声が出ていた。つまり貨物を輸出する際、船便にするか航空便にするか自由に選べるようにしてほしい、というわけだ。発言したのは日本通運の朝日誠人・神戸国際...

メガFTAには期待の声、IT化は標準化巡りにらみ合いか 神戸税関でシンポ

 神戸税関が29日に開催したシンポジウム「これからの国際物流を考える」では、第2部のパネル討論会で、政府が相次いで締結している大型の自由貿易協定(いわゆるメガFTA)に期待する声が相次いだ。輸出企業にとっては、輸出先での税金費用の減少で「より価値の高い投資ができる」(シスメックスの小野隆執行役員)という。一方、海外で取り組みが先行している物流のIT化については、複数のシステムが標準化を巡りにらみ合う...

神戸市立博物館、リニューアル後の入館者数が2万人に到達 やや緩やかな出足

 神戸市立博物館(神戸市中央区)は29日、同日午後2時ごろに2日のリニューアル開館後の入館者数が2万人に到達したと発表した。式典を開催し、2万人目の入館者には同館の大谷幸正館長が記念品を手渡した。記念品は現在開催している「まじわる文化、つなぐ歴史、むすぶ美-神戸市立博物館名品撰-」の展覧会図録や、同館のオリジナルグッズなどだった。 神戸市立博物館は今月、大規模な改装を終えて1年8カ月ぶりにリニューア...

ノーリツが反発 来期に特損計上の嫌気売り一服で高値引け

 29日の東京株式市場ではノーリツ(5943)が反発。終値は前日比8円(0.57%)高の1409円と、この日の高値で引けた。事業構造改革に伴う一時費用70億円を2020年12月期に特別損失として計上すると27日に発表したのを受けて、前日は収益悪化を嫌気した売りが膨らんだ。ただ、来期の利益水準の悪化をひとまず織り込んだ、との見方も広がり、むしろ中長期的な収益改善を期待する値動きになった。 事業構造改革ではシステムキッチンな...

9月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き

 兵庫県が29日に発表した9月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.0ポイント上昇の94.4と、2カ月ぶりに改善した。実質百貨店販売額、着工建築物床面積、輸入通関実績などの増加が寄与した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断について「横ばい局面(上方への局面変化)を示している」との見方を据え置いた。 数カ月先の景気を示す先行指数も前月比10...

10月の兵庫県有効求人倍率、3カ月ぶり低下1.40倍 求人・求職とも減少

 兵庫労働局が29日発表した 10月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.40倍だった。有効求人数は前月比 1.6%減少した一方で、有効求職者数も1.0%減少した。有効求人倍率は前月まで3カ月連続で1.41倍が続いていた。 足元の兵庫県内の雇用情勢は「着実に改善が進んでいる」との情勢判断を据え置いた。雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.17倍。前月比0.06ポイント上昇と、小幅ながら2カ月ぶ...

新技術の活用めざす国連機関、神戸にアジア拠点 アーバンイノベ・500など評価

 貧困対策や人道援助など国連活動の「現場」から要請を受けて、支援事業に特化した国連機関の「国連プロジェクトサービス機関(UNOPS、ユノップス)」は28日、アジア地域の拠点を神戸市内に開設すると発表した。UNOPSとの連携をめざすスタートアップ企業を神戸で育成する。既にスウェーデンなど2カ所のスタートアップ連携拠点を開設しており、世界で15カ所まで拠点を増やす計画の一環だ。スタートアップ企業の集積をめ...

アシックス、企業の健康経営支援を事業化 「ヘルスケアチェック」20年1月から

 アシックスは28日、企業の健康経営を後押しすることを目的に、従業員に個別の健康増進プランを提供するプログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK(アシックス・ヘルスケアチェック)」を事業化すると発表した。2020年1月から本格的に企業向けプログラムとして提供を開始。導入を希望する企業の事業所に出向いて健康度の測定を実施する。2022年12月期には15億円の売上高をめざす。(図は結果を示すシートの例=アシックス提供) 定...

スカイマークとネスレ、サイパン便の搭乗客にタンブラー プラごみ問題に取り組み

 スカイマークとネスレ日本は29日からサイパン発成田行きの便の搭乗客に、両社が共同で企画したデザインのタンブラー(図=スカイマーク提供)を合計1万2000個を配布する。使い捨てではないタンブラーを配布することでマイカップとしての利用を誘い、両社の海洋プラスチックごみ問題への取り組みをPRする。タンブラーはサイパン国際空港で配布する。 ネスレ日本は量販店などで販売するチョコレートの菓子「キットカット」のパ...

住友ゴム、「レベル4」でタイヤ空気圧を常時監視可能に パンクによる事故防止

 住友ゴム工業は28日、人の操作が一切不要になる完全自動運転の「レベル4」の際に、タイヤの空気圧を常時、遠隔監視できる仕組みを構築したと発表した。群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)との共同で開発。自動運転車のタイヤに取り付けた空気圧センサーと、センター内に設置した自動運転管制所との連携がこのほど完了した。 空気圧を遠隔監視できるようになることで「レベル4」での安全性をより...

アルペン、関西初「ワンランク上」めざすゴルフ用品店 旧居留地に29日オープン

 スポーツ専門店最大手のアルペンは29日に、高価格帯の製品も充実したゴルフ用品店「ゴルフ5プレステージ神戸店」をオープンする。全国展開する専門店「ゴルフ5」とは異なる品ぞろえで接客に力を入れ、顧客に最適なクラブやパター、アパレルを選べるようにした。初心者からワンランク上をめざすゴルファーまでの幅広い需要に対応する。「プレステージ」としては4店舗目で、東京都心以外では初めての出店になる。関係者向けに28...

バルマ駐日インド大使、神戸市議会の議場で講演 幅広い分野で連携可能の見方

 インドのバルマ駐日大使は27日午後、神戸市議会の議場で「これからの日本とインドの2国間関係、神戸市とアメーダバード市」をテーマに講演した。バルマ氏はインドのモディ首相と日本の安倍晋三首相の間で、これまでになく強固な日印関係が構築されていると指摘。そのうえでスタートアップ(起業家)支援や医療産業、モビリティ(移動手段)など産業の幅広い分野で連携が可能であるとの見方を示した。講演は議員厚生会による研修...

神戸市、スーパーシティめざす「Be Smart KOBE」に14事業選定 ドコモなど

 神戸市は27日、政府が進めている先端技術を最大限に活用した都市「スーパーシティ」構想の実現に向けた実証実験を民間企業に呼びかけた事業「Be Smart KOBE」で、民間企業13組の14事業を事業実施候補として選んだと発表した。今後はポートアイランド地域または六甲山地域で、実証実験の実施に向けた協議を始める。 「Be Smart KOBE」は9月21日に久元喜造市長が定例記者会見で発表し、10月18日まで民間企業による募集を受け付け...

ノーリツ、住設システムから撤退 希望退職600人募集・来期に特損70億円

 ノーリツは27日、住設システム分野からの撤退と、希望退職の募集を柱にした国内事業の構造改革を実施することを決めたと発表した。システムキッチンやシステムバス、洗面化粧台の製造販売を2020年6月末に終了する。主力事業である温水空調分野に経営資源を集中させ、同社全体として採算を改善するのがねらい。2020年12月期には構造改革の一時費用として約70億円の特別損失を計上する見込みだ。 住設システム分野は18年12月期の...

川重、子会社の鉄鋼工事業で駒井ハルテックと共同出資会社 来年4月

 川崎重工業は27日、同社の全額出資子会社である川重ファシリテックの事業のうち、スタジアムやテレビ塔など鉄管構造物の建設などを手掛ける鉄構工事事業について、東証1部に上場する駒井ハルテックとの共同事業にすると発表した。川重ファシリテックが2020年1月をめどに設立する新会社に、鉄構工事事業を承継させる。そのうえで駒井ハルテックが同年4月1日をめどに、新会社の株式66.6%を取得。共同出資会社で鉄構工事事業を...

神戸製鋼、丸一鋼管にステンレス鋼管事業を売却 138億円で来年4月

 神戸製鋼所は27日、東証1部に上場する溶接鋼管最大手の丸一鋼管に、神戸製鋼の全額出資子会社である「コベルコ鋼管」の全株式を売却すると発表した。売却額は約138億円の予定。株式の売却は2020年4月1日を予定する。神戸製鋼の主力事業との相乗効果が出にくく、中期経営計画などが掲げる「素材系を中心とした収益力強化」や「資本コスト」に見合った収益性の確保は、コベルコ鋼管単独では難しいと判断した。 コベルコ鋼管は...

桜井日銀審議委員「震災後の先端産業誘致で成果が出始めている」 記者会見

 日銀の桜井真審議委員(写真)は27日午後に神戸市内のホテルで記者会見し、午前中に開催した金融経済懇談会などを通じ、1995年に発生した「阪神淡路大震災後に誘致育成を進めた先端産業で、成果が出始めているという印象を持った」と述べた。神戸市中央区のポートアイランドで神戸医療産業都市の取り組みや、水素エネルギーを発電に利用する実証実験などを念頭に話した。 一方で、兵庫県からの人口流出、人口減少については「他...

シャルレ、「メイト」会員増めざし創業以来の割引率変更 20年4月から

 婦人下着の訪問販売が主力のシャルレは2020年4月から、同社の商品を割安な価格で購入できる会員「メイト」の増加などをねらった制度変更を実施する。今後は価格を問わず1点でも商品を購入すればメイトになることができ、次から希望小売価格の20%引きで商品を購入できるようにする。従来は1万円以上の商品を購入することでメイトの資格を得て、次からの割引率は25%(健康食品などは20%)だった。メイト向けの割引率変更は19...

桜井日銀審議委員「産業高度化の拠点として存在感高まる期待」 神戸であいさつ

 日銀の桜井真審議委員(写真右から2人目)は27日午前に神戸市内のホテルで開催した兵庫県金融経済懇談会であいさつし、兵庫県の経済について「設備投資は(日銀)神戸支店の短観調査結果をみると、成長分野向けの研究開発や能力増強投資などから高水準の計画」と指摘。「航空機、ロボット、水素エネルギーといった成長産業の育成も着実に進められており、わが国産業の高度化をけん引していく拠点として、その存在感を一層高めて...

「ニャー」って何? ケンミン食品とフェリシモ猫部のコラボ第2弾

 ビーフン大手のケンミン食品(神戸市中央区)は26日、猫に関する雑貨などを販売するフェリシモの「フェリシモ猫部」とのコラボレーション(共同開発)第2弾として、「猫好き用ベトナム風ニャー」(写真=ケンミン食品提供)を発売した。ベトナム風のコメの麺「フォー」を猫好き向けにアレンジ。商品名を思い切って猫に寄せたことで、フォーが「ニャー」になったという。第1弾の「にゃきビーフン」が想定外の人気を得たことから...

神戸タータンのスヌーピーグッズが人気 三宮限定販売「かなり順調に推移」

 三宮センター街1丁目(神戸市中央区)のキデイランド2階にある「スヌーピータウンショップ三宮店」では、同店限定で販売する「神戸タータン」を使ったスヌーピーグッズが人気を集めている。スヌーピーが神戸タータンのスカーフを身につけたぬいぐるみや食器、文房具など26種類のグッズを9日に発売。先週22日までに約200万円の売上高を記録した。商品を企画したキデイランド(東京都千代田区)によると、ご当地ものの販売とし...

神戸市の来年度予算「枠配分方式」を強化 部局の裁量拡大・編成方針発表

 神戸市が26日に発表した2020年度の予算編成方針では、財源を部局ごとに配分して現場の判断で支出額を一定の枠内に収める「枠配分方式」を大幅に強化した。現場の実情をよく知る部局で資金の使い道を判断し、より機動的に施策を展開できるようにするのがねらい。神戸市は予算全件を行財政局で査定する方式を13年度で取りやめ、徐々に予算作成の権限を現場に委譲してきたが、20年度はこれまでで最も現場の自由が利く予算になる。(...

(動画)JR西日本、神戸で列車事故の大規模訓練 消防・警察などと連携を確認

 JR西日本の神戸支社は26日、豪雨災害に伴う列車事故を想定した大規模な訓練を神戸保線区(神戸市兵庫区)付近の線路で実施した。2005年4月に発生した福知山線での事故では、現場で乗客の救護が十分にできなかったことの反省から、乗客の救護を実際の事故さながらに再現したという。訓練には消防や警察も参加し、JRの事故現場と司令所、関係機関などとの連携を確認した。 事故現場はJR神戸線(山陽本線)の兵庫〜新長田間...

井戸兵庫知事、来年度税収「厳しいとみている」 供給網影響で米中関係に関心

 兵庫県の井戸敏三知事は25日の定例記者会見で、2020年度の予算編成を控えて20年度の税収について記者の質問に答え「厳しいだろうとみている」との見通しを示した。「9月決算企業の概要が現時点で見えておらず、(予測するための)材料を持ち合わせていない」としながらも、「兵庫の場合、中国とのサプライチェーン(供給網)の一端をになっている企業が多い」と指摘。中国の景気減速の影響をすでに受けている可能性が高く、「来...

神戸市営地下鉄「ルミナリエ」記念プリペイドカード、1000枚限定で発売

 神戸市交通局は12月6〜15日に「神戸ルミナリエ」を開催するのを記念して、今年も神戸ルミナリエを券面にデザインしたプリペイドカードの「NEW Uラインカード」を2日に発売する。2018年の神戸ルミナリエで展開した「光の回廊」の様子を券面いっぱいに映した。3000円券を1000枚限定で販売する。 神戸ルミナリエの記念カードは例年、この時期に発売しているが、昨年は3000円券を2000枚、1000円券を2000枚、市バス専用の2000...

トーホー、「せんどば船橋店」とAープライスの統合を正式決定 20年2月1日付

 トーホーは25日、同社が直接運営するプロ向け食材店「トーホーせんどば船橋店」(千葉県船橋市)を、同じくプロ向け食材を販売する「Aープライス」87店舗を運営する子会社トーホーキャッシュアンドキャリーに引き継がせる会社分割を実施することを決めたと発表した。同日開催した取締役会で、20年2月1日に会社分割することを決議した。同じプロ向け食材を販売する店舗との経営統合で、運営の効率化やノウハウの共有などをねら...

神戸空港、10月の旅客数が前年比6.8%増 増便が寄与、出雲便は出足鈍い

 空港運営会社の関西エアポートグループが25日発表した10月の神戸空港旅客数は、前年同月比6.8%増の29万3787人と高い伸び率が続いた。発着枠の拡大を受けた8月からのスカイマークの増便で、旅客数が増加した。10月27日からフジドリームエアラインズが神戸空港に定期便を新規就航。松本便と出雲便を開設したのも寄与した。提供座席数に占める、幼児を除く有料利用者数の割合を示す「利用率」が全便を合算しても80.5%と高水準に...

神戸市・日産自・神戸酒心館などが「災害連携協定」 EV活用し電気と水を供給

 神戸市、日産自動車、販売会社の兵庫日産自動車(神戸市中央区)と日産プリンス兵庫(神戸市灘区)、灘の酒「福寿」を製造する神戸酒心館(神戸市東灘区)は25日、電気自動車(EV)を活用した電気と飲料水の供給で「災害連携協定」を結んだ。神戸市の久元喜造市長、日産自の神田昌明理事、兵庫日産の西川博之社長、プリンス兵庫の長手繁社長、神戸酒心館の安福武之助社長が神戸市役所で記者会見して発表した(1枚目の写真)。...

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