(動画)JR西日本、神戸で列車事故の大規模訓練 消防・警察などと連携を確認



 JR西日本の神戸支社は26日、豪雨災害に伴う列車事故を想定した大規模な訓練を神戸保線区(神戸市兵庫区)付近の線路で実施した。2005年4月に発生した福知山線での事故では、現場で乗客の救護が十分にできなかったことの反省から、乗客の救護を実際の事故さながらに再現したという。訓練には消防や警察も参加し、JRの事故現場と司令所、関係機関などとの連携を確認した。

 事故現場はJR神戸線(山陽本線)の兵庫〜新長田間を想定した。いわゆるゲリラ豪雨のによって盛り土が崩壊し、線路陥没が発生。運転手は80メートル手前で気づいて急ブレーキをかけたが陥没の手前で止められず、4両編成の電車の1〜2両目が脱線し、車内では多くの乗客が負傷することまでは周知して訓練を始めた。ただ乗客の人数や、負傷の程度などは参加者に知らせず、より実際の事故に近い環境で、現場に状況判断を求めた。

 訓練は神戸保線区の横を通るJR和田岬線で、電車を運転する予定がない日中の時間を使い、実際の営業線上に4両編成の電車を停車させて実施した。参加者は神戸市消防局が約40人、兵庫県警が約20人、兵庫県災害医療センターが3人程度、JR西日本から約150人で、合計およそ220人が参加した。事故対策本部長はJR西日本の平瀬健治・神戸副支社長が担当した。

 午前10時半に訓練を開始し、正午前には最後の負傷者を救急車に乗せたのを確認。おおむね迅速な対応で訓練を終えた。神戸支社長の多田真規子執行役員は、閉会式であいさつし「関係機関と連携して最も大切なお客様の避難誘導を行う訓練ができた」という。今回の訓練で「気づいたことをきちんと振り返り、今後の訓練、教育に加え、実際に事故にあったときの1人1人の行動につなげていきたい」と話していた。

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