シャルレ、「メイト」会員増めざし創業以来の割引率変更 20年4月から
- 2019/11/27
- 12:09
婦人下着の訪問販売が主力のシャルレは2020年4月から、同社の商品を割安な価格で購入できる会員「メイト」の増加などをねらった制度変更を実施する。今後は価格を問わず1点でも商品を購入すればメイトになることができ、次から希望小売価格の20%引きで商品を購入できるようにする。従来は1万円以上の商品を購入することでメイトの資格を得て、次からの割引率は25%(健康食品などは20%)だった。メイト向けの割引率変更は1975年の同社創業以来、初めてという。
メイトになるためのハードルを下げ、顧客層の拡大をねらう。既存のメイトにとっては値上げになるが、その分で同社が商品を卸す代理店のマージンを厚くする。各家庭を訪問して下着の販売会などを開催する代理店は、個人で事業を展開するケースが多く、高齢化を背景とした代理店の活動量低下が同社の収益に影響している。このため、マージンを厚くすることで、活動量改善や新規参入の促進など代理店の活性化にもつなげたい考えだ。
シャルレは2019年3月期まで3期連続で減収。20年3月期は4期ぶりに増収を見込むが、税引き利益は前期比82%減の4000万円と大幅に減少する見通しを示しており、収益の立て直しを急いでいる。(写真は神戸市須磨区のシャルレ本社事務所=資料)
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