ノーリツが反発 来期に特損計上の嫌気売り一服で高値引け

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 29日の東京株式市場ではノーリツ(5943)が反発。終値は前日比8円(0.57%)高の1409円と、この日の高値で引けた。事業構造改革に伴う一時費用70億円を2020年12月期に特別損失として計上すると27日に発表したのを受けて、前日は収益悪化を嫌気した売りが膨らんだ。ただ、来期の利益水準の悪化をひとまず織り込んだ、との見方も広がり、むしろ中長期的な収益改善を期待する値動きになった。

 事業構造改革ではシステムキッチンなどの住設システム分野から撤退。さらに部門を問わず約600人の希望退職を募集することが柱になっている。従業員数が約2割、減少することになり、固定費の削減効果が出るとの見方につながりやすい。29日の取引時間中は軟調に推移する場面も多かったが、相場全体が下げ幅を拡大するなかで底堅い展開。大引けにかけて急速に上げ幅を拡大しており、底堅さに着目した売り方の買い戻しも入ったようだ。

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