(解説)実は明石市よりもスゴかった? 神戸市の子育て支援が目立たない理由

2023/09/05  16:55  【訂正】第7段落に「1カ月の上限が400円」とあったのは、「1日の上限400円を月2回までで、3回目以降無料」の誤りでした。【神戸経済ニュース】神戸市が8月30日に開いた「大学生と久元市長の対話フォーラム」では、冒頭から大学生らが神戸市の久元喜造市長に詰め寄った。「神戸市は明石市に子育て支援で負けている」「明石市に人口が流れているのは、神戸市の子育て支援が貧弱だからだ」というのが大...

(解説)神戸ルミナリエ1月開催、商店主ら前向き評価 財源対策も実施

2018年の神戸ルミナリエ(東遊園地)【神戸経済ニュース】これまで毎年12月に開催してきたイルミネーション「神戸ルミナリエ」の開催を、今回初めて1月に変更することについて、神戸都心・三宮の商店主の間から前向きに受け止める声が出ている。神戸ルミナリエの観覧者が中心市街に行列を作ることで、年末商戦期にむしろ買い物しづらくなる商店への影響は解消される。加えて阪神淡路大震災が発生した1月17日と日程が近づくことで...

久元神戸市長に観光を聞く(3)編集長の目 京都・大阪とは異なる観光の道を

▽インタビュー・久元神戸市長に観光を聞く(1)神戸らしいライフスタイル、神戸を訪れる人にも・久元神戸市長に観光を聞く(2)世界レベルの多様な「食」が長期滞在を促す▽編集長の目 「神戸は京都や大阪に観光で負けている」。特に神戸の経済界では、よく聞かれるフレーズだ。訪日外国人観光客の数は京都府が圧倒的に多い。「神戸は何をしているのか」という声も一部で出る中で、久元氏の主張は「比べても仕方がない」と明快だ。神戸...

久元神戸市長に観光を聞く(2)世界レベルの多様な「食」が長期滞在を促す

=「久元神戸市長に観光を聞く(1)神戸らしいライフスタイル、神戸を訪れる人にも」から続く ――地元の住民も、ともに楽しめることこそ観光ということか。 「そういうことだ。ただ神戸登山プロジェクトの話を続けると、最近ではレジャーの多様化で山に登る人が少なくなったことや、さらに高齢化したことに関係して、荒れはてている登山道も出てきた。登山道の沿道には、元気なお茶屋さんもたくさんあるが、廃墟(はいきょ)のよう...

久元神戸市長に観光を聞く(1)神戸らしいライフスタイル、神戸を訪れる人にも

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長に「観光」について聞いた。新型コロナウイルスの影響で停滞した経済が正常化する中で、観光の再開にも関心が集まっている。今夏は国内旅行に関心が向かい、過去3年間に外出ができなかった分、より多くの人が旅行に出かける見通しだ。加えて海外から日本を訪れる観光客も、客足が戻りつつある。そうした中で久元市長は、神戸の住民と、神戸を訪れる人が、共通した楽しめることこそ観光に...

(解説)新観光戦略、兵庫県は名を捨て実を取れ 「すべて兵庫」は逆効果にも

「兵庫テロワール旅」の提案を受ける斎藤知事(21年12月17日)【神戸経済ニュース】兵庫県が3月16日に発表した、2023〜27年の観光に関する中期計画「ひょうご新観光戦略」には、うなずける点が多い。観光スポット1つ1つの歴史や成り立ちを「テロワールコンテンツ」「フィールドパビリオン」という形で点検・整理し、提供できる体験の内容とコンセプトを明確化する。縮小する国内よりも、拡大する海外への販売促進を強化する。多...

(解説)「絶対もうかる=怪しい」は届いたか 高校で投資教育・開始から1年

【神戸経済ニュース】2022年度から、投資や資産形成にまで踏み込んだ金融教育が高校の家庭科で必修になり、1年が経過した。「教科書にも投資信託」などと話題になったが、依然として「教え方」「教える内容」ともに模索が続いているようだ。というのも、たとえば教科書に出てくる内容だけでは、「安全、確実、高利回り」「絶対もうかる」という誘い文句には慎重になる必要があると直観的に理解するのも、なかなか難しい。金融教育...

(解説)日本近代化を問う「ジャズ100年」 神戸・旧居留地で記念コンサート

【神戸経済ニュース】バイオリン奏者の井田一郎は1923年(大正12年)4月、日本人で初めてプロのジャズバンド「ラフィング・スターズ」を結成して、神戸市中央区の旧外国人居留地にあった旧オリエンタルホテルで演奏した。それから100年。神戸市は2日、当時と同じ場所にある「オリエンタルホテル神戸・旧居留地」で、当時の雰囲気を再現した関係者限りのミニコンサートを「神戸ジャズ100周年記念オープニングセレモニー」として開...

(解説)「地元エコシステム」に金融機関も興味津々 スタートアップ支援で新展開

【神戸経済ニュース】兵庫県、神戸市、神戸商工会議所などで構成する「ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム」が1日夕方に初めて開いた「金融機関向けオープンイノベーションイベント」が盛況だった。集まった金融機関の法人営業の担当者らは当初の申し込みがあった約80人を軽く上回り、100人超に膨らんだ。会場は三井住友銀の神戸本部ビル2階にある「起業プラザひょうご」だったが、三井住友銀でない大手銀...

(解説)なぜ神戸は素通りされるのか 景気悪化と大型観光キャンペーン

【神戸経済ニュース】あけましておめでとうございます。2023年が始まりました。今年も神戸経済ニュースを、どうぞよろしくお願いします。今年は4月に統一地方選を控え、すでに選挙の話題が増えつつありますが、気になるのはJR旅客6社が展開する大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン」でしょう。北は北海道・稚内から南は鹿児島・西大山駅まで、JRのすべての駅で兵庫県へ旅行するよう勧誘します。兵庫県...

(解説)神戸市本社の上場会社、日本製麻が値上がり率首位 年間株価ランキング

【神戸経済ニュース】2022年の東京株式市場では、12月30日現在で神戸市に実質的な本社を置く上場会社で1年前と株価が比較できる45社のうち18社の株価が上昇した。最も値上がり率が大きかったのは、大株主が市場を通じて株式を買い増しているとの思惑で上値追いの展開になっている日本製麻(3306)で、株価は1年前に比べて2.5倍に上昇した。続いて株主への利益配分を大幅に増やした三ツ星ベルト(5192)が2位、3位に危険物倉庫...

(解説)スタートアップ支援に変化の1年 改めて「神戸で起業」の意義を問う

【神戸経済ニュース】神戸市の経済政策の特徴は、まず神戸医療産業都市構想、次にスタートアップ支援だった。神戸市は2015年度に日本の自治体としては最も早く「アクセラレーター」と呼ばれる起業家育成プログラムの提供を始めた。16年からは、米ベンチャーキャピタルの500グローバル(旧500スタートアップス)と共同でアクセラレーターを開催。「世界から起業家を呼び込む」と自治体としては画期的なスローガンを掲げたが、22年...

22年のIPO 91社が新規上場、神戸本社の大栄環境に注目・宇田川氏に聞く

【神戸経済ニュース】2022年は神戸市に本社を置く大栄環境(9336)とmonoAI technology(モノアイテクノロジー、5240)の2社が新規株式公開(IPO)に踏み切った。両銘柄とも12月に東証に上場し、神戸市本社の会社としては2018年9月のワールド(3612)再上場以来およそ4年ぶりのIPOだった。IPOは統制強化や資金調達で企業の成長を加速するきっかけになるが、投資家に株を買ってもらうという「相手のある話」でもある。...

(解説)神戸市、SDGs債としては初の20年債 厳しめ相場環境も需要188億円

【神戸経済ニュース】神戸市が7日に起債した20年物の公募地方債は、神戸市が全銘柄を「SDGs債」と位置付けた2021年度以来、初めての20年債になった。このところの債券相場の値動きの荒さから投資家は様子見に傾きやすく、発行環境としては厳しめの中でも188億円の需要を集めた。今回債の購入をきっかけに、新たに投資表明した投資家も地元の事業会社や地銀、系統金融機関の下部組織、自治体など23件と多かった。 神戸市は8...

(解説)関西「3国際」空港時代へ 2030年・アジア各地にシャトル便の需要も

【神戸経済ニュース】関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の役割分担を自治体や経済界で話し合う「関西3空港懇談会」(写真)が開かれた18日、2030年前後に神戸空港にも国際定期便を就航させることで合意した。現在は国内便しか就航していない伊丹空港も、関西国際空港の完成前は国際空港として機能していたことから、関西3空港がいずれも国際空港の機能を持つ将来が明確になった。このことが大阪を中心とした関西の経...

(解説)負ける外為市場介入、新たな日本売りも? 問われる日本「24年」の歩み

【神戸経済ニュース】政府日銀は日本時間22日夕方の外国為替市場で円売り・ドル買い介入に踏み切った。バブル経済崩壊で「日本売り」が起きた1998年6月以来24年ぶりの円買い介入だ。今回の介入を額面通り受け取るならば、今年の3月以降に進み始めた円安が止まらないことに対して、「日本政府は無視しない」というメッセージを市場に送った形だ。だが円相場は再び押し戻される情勢。円安の理由になっている金融政策や輸入超過が一...

(解説)国際フロンティア産業メッセ、トーカロなど初出展 ドローンで活性化

 【神戸経済ニュース】神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催した産業総合展示会の「国際フロンティア産業メッセ」では、大企業の初出展も相次いだ。併催した第1回ドローンサミットの一環としても開催した特別展示「次世代モビリティ&ドローン」では、ヤマハ発動機(7272)や伊藤忠商事(8001)、パスコ(9232)といった初参加した上場会社の名前が並んだ。こうした動きに誘われる形で、地元・神戸市に本社を置く上場会社である...

(解説)ドローンサミット、試される経済性と安全性 「まず利用が検証に」とも

【神戸経済ニュース】2日まで開催した「第1回ドローンサミット」の開催地として、内閣官房小型無人機等対策推進が神戸市を選んだのは、兵庫県がさまざまなドローンを使った実証実験を支援していたことが背景にある。特に2021年度に支援した事業で、ダスキン(4665)が23年の実用化をめざして開発した「ドローンを使ったハチの駆除」が話題になり、「兵庫県は面白いことをやっている、と声をかけてもらえるようになった」と兵庫県...

(解説)大小のドローンが勢ぞろい 国際フロンティア産業メッセ・9月1〜2日

【神戸経済ニュース】9月1・2日に神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催する西日本最大級の産業総合展示会「国際フロンティア産業メッセ2022」(主催・国際フロンティア産業メッセ実行委員会)には427社が出展する見通しだ。新型コロナウイルスによる行動制限がないこともあり、昨年(360社)の出展社数を約2割上回る。同時に内閣官房小型無人機等対策推進室などが主催する「第1回ドローンサミット」が開催されることもあり、...

(解説)12月期決算会社、根強い下期の慎重見通し 上期に好業績でも

【神戸経済ニュース】神戸市に本社を置く12月期決算の上場会社は、そろって2022年7〜12月(下期)の収益に慎重な見方を示した。原材料高や燃料高に加え、海上運賃の高騰に人件費の上昇など、多方面でのコスト高が逆風になるとの見方が根強い。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻も長引いている。1〜6月期の業績には悪くなかったにもかかわらず、むしろ7〜12月期の見通しを引き下げる動きが目立った。 住友ゴム工業(5110)は...

(解説)「水族館なのに釣り堀?」で街の外から人を呼ぶ 神戸・旧小学校跡地の挑戦

【神戸経済ニュース】7月1日に神戸市兵庫区の湊山小学校跡地で全面開業した水族館やフードホールなどの複合施設「NATURE STUDIO(ネイチャースタジオ)」は年間で20万人の集客が目標だ。メーンの集客施設である「みなとやま水族館」の玄関前には、水族館とは真逆の目的ともいえる「釣り堀」を設けた。施設内には地ビールを醸造するブルワリー、ハーブ専門店などが並ぶ。これまで神戸の中でも、あまり注目されてこなかった住宅地...

(解説)安倍元首相が死去 在任中たびたび神戸を視察・水素も後押し

【神戸経済ニュース】8日に奈良県で凶弾に倒れた安倍晋三元首相は、神戸と接点が比較的多い政治家だった。大学卒業後の1979〜82年に神戸製鋼所に勤めたことばかりではなく、首相在任中もたびたび神戸を訪れた。首相として臨んだ2017年1月の通常国会での所信表明演説では、神戸で世界初の市街地での水素発電による電力供給を実施することや、世界初の液化水素運搬船による水素の国際海上輸送を取り上げた。このことで神戸が水素活...

(解説)神戸市内31社の23年3月期、会社予想は増収増益 原燃料高は転嫁進む

【神戸経済ニュース】神戸市内に本社を置く3月期決算の上場会社31社について、各社が開示した純利益の2023年3月期予想を合計すると、前期比8%増の2215億円になることが分かった。売上高は11%増える。好調な外需が引き続き輸出型企業の収益をけん引。新型コロナウイルスの感染拡大による消費への影響も後退し、総じてみると増収増益見通しだ。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻や原材料高に燃料高、物流費用の高止まりなどは...

(解説)12月期決算会社の今期、減益予想が相次ぐ 原材料高や海上運賃高が逆風

【神戸経済ニュース】神戸市に本社を置く12月期決算の上場会社は5社のうち4社の最終損益が悪化する見通しだ。原材料高や燃料高に加え、海上運賃の高騰と多方面でのコスト高が逆風になる見通しが相次いだ。ただ売上高は伸びるとの予想が多い。新型コロナによる経済停滞がやわらぐ需要増の中で、世界情勢の混乱がコスト高につながる構図が鮮明になっている。さらにロシアによるウクライナ侵攻で、不透明感は強まったといえそう。 ...

(解説)兵庫県の22年度予算案、財政健全化の「斎藤路線」見せる 市場は評価か

【神戸経済ニュース】兵庫県が発表した2022年度予算案は、一般会計の規模は4年ぶりの減額で2兆3833億円。2021年8月1日に就任して以来、初めて年度の予算を編成した斎藤元彦知事(写真=資料)は兵庫県の財政が「外から見ていた以上に厳しいことが分かった」ことを強調し、東京都や大阪府、神奈川県などが過去最大規模の予算を提示したのとは一線を画した。緊縮路線とはいえないまでも、国、県とも税収が回復して兵庫県債の発行...

(解説)LRTどう使う? 神戸がビジネスの場所であるために・年頭に

【神戸経済ニュース】あけましておめでとうございます。今年も神戸経済ニュースを、どうぞよろしくお願いします。昨年は4月に神戸三宮阪急ビルが開業したのに続き、10月には同ビル北側の広場がオープン。三宮再開発が具体的に表れ始めました。同じく10月にはJR西日本と神戸市がJR三ノ宮駅ビルの概要を発表し、これで主要な計画が出そろいました。さらに、その先に目を向けると神戸市の久元喜造市長はLRT(次世代型路面電車...

(解説)神戸市本社の上場会社、シャルレが値上がり率首位 年間株価ランキング

【神戸経済ニュース】2021年の東京株式市場では、12月30日現在で神戸市に実質的な本社を置く上場会社45社のうち26社の株価が上昇した。最も値上がり率が大きかったのは、新事業が寄与して年末にかけ今期に2期ぶりの最終黒字を確保する見通しが強まったシャルレ(9885)で、株価は1年前に比べて56%上昇した。株式分割を考慮すると2位にG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)、3位にバンドー化学(5195)と続いた。半面...

久元神戸市長に聞く スタートアップ支援「やりかた変える必要」「自由な発想で起業を」

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真)に、育成プログラムを最初に開始してから約5年が経過したスタートアップ支援について現状認識や今後の展開について話を聞いた。(聞き手は神戸経済ニュース編集長 山本学) ――スタートアップ支援の施策を開始してから5年が経過しました。この間の成果をどうみますか。 「最大の成果は自治体によるスタートアップという施策を、日本でけん引したことだろう。米国の有力アクセ...

(解説)曲がり角の自治体スタートアップ支援 米利上げ局面、調達環境に変化

【神戸経済ニュース】自治体のスタートアップ支援が曲がり角を迎えている。神戸市の久元喜造市長が米シリコンバレーに出張し、同市がスタートアップ支援の施策に乗り出した2015年度から6年が経過。神戸市がスタートアップ支援の先進地と注目を浴びた時期もあったが、IPO(新規株式公開)や大型M&A(合併・買収)といった出口案件は見当たらない。中長期的な取引関係が期待できる、大企業によるスタートアップ支援は結局、渋...

(解説)4〜9月期決算、上方修正4割も「供給制約」懸念 隠れ下方修正に市場反応

【神戸経済ニュース】神戸市に実質的な本社を置く株式上場会社の2021年4〜9月期決算発表では、集計対象にした32社のうち9社が22年3月期の業績予想を上方修正した。9月以降に通期予想を上方修正した3社も加えると、4割近くの会社が上方修正した計算になる。だが収益の拡大基調が続くか、懐疑的な見方が多いのも浮き彫りになった。新型コロナウイルスの感染拡大が一服し、経済活動の再開が進むなか、5社が業績予想を下方修正...

(解説)2年半で感じる社会実装 「078KOBE」三宮の各地でリアル行事

【神戸経済ニュース】6・7日の2日間に開催したクロスメディアイベント「078KOBE」では、2019年4月の開催以来およそ2年半ぶりに実際に人が集まって体験するリアルな行事を実施した。「インタラクティブ」分野の行事は北野や三宮センター街、ハーバーランドと市街地で分散して開催。もともとは新型コロナウイルスの感染防止のため、1カ所の会場に来場者が密集するのを避けるのが目的だったが、かえって印象付けられたの...

(解説)神戸市長選 久元氏の最多得票更新、盤石な勝利に欠けるのは…

▽神戸市長選の開票結果◎久元喜造氏 43万9749票・鴇田香織氏 6万9648票・中川暢三氏 5万9857票・岡崎史典氏 5万9722票・酒谷敏生氏 2万0269票(投票者総数 67万1357人)【神戸経済ニュース】10月31日に投票した神戸市長選で、神戸市選挙管理委員会は1日午前4時2分に開票を終了したと発表した。現職の久元喜造氏(自民、公明、立民、国民が推薦)が43万9749票を獲得して当選した。投票者総数の65.5%に相当する票数を獲...

(解説)三宮再開発 JR三ノ宮の新駅ビル計画、神戸市で5番目の高層建築に

【神戸経済ニュース】JR西日本(9020)や神戸市などが5日に発表したJR三ノ宮駅の新駅ビル計画(下の図)によると、同ビルは完成すれば神戸市内で5番目の高さになる見通しだ。同ビルの完成までには、バスターミナルビル計画の第1期ビルも完成する見通しで、神戸市内の高さランキングで上位に食い込む見込みだ(表)。4月に開業した神戸三宮阪急ビルも含め、三宮の周辺に高さ100メートルを超す摩天楼が立ち並び、景観も大き...

(解説)「水素の神戸」前面に開催 国際フロンティア産業メッセ・9月2〜3日

 9月2・3日に開催する西日本最大級の産業総合展示会「国際フロンティア産業メッセ2021」(主催・国際フロンティア産業メッセ実行委員会)には378社が出展する見通しだ。新型コロナウイルスの感染に対する懸念は続いているが、昨年(317社)を上回る社数が出展。感染対策を実施したうえで、関心が高まる「環境・エネルギー」をメーンテーマに新技術や新商品などを紹介する。展示会場の入り口には、神戸空港島に完成した液化水素...

(解説)水道民営化は時間をかけてでも議論を 広域化・国際化にはメリット

 神戸市の久元喜造市長が14日に短文投稿サイトのツイッターで「神戸市はカジノはやりませんし、水道の民営化もしません」と述べたことを、評論家の八幡和郎氏が批判している。八幡氏は、同じライフラインである電気やガスはすでに民間企業が運営しているのに、水道が民間企業にできないはずはないという。実に明快な指摘であり、当を得ていると言わざるをえない。常識的に考えても、とりわけ企業が事業活動に利用する工業用水など...

(解説)神鋼環境の完全子会社化は株価の重しか 神戸製鋼の株式数8%強増加へ

 神戸製鋼所(5406)が5日に発表した神鋼環境ソリューション(6299)の株式交換による完全子会社化は当面、神戸製鋼の株価の重しになりそうだ。神戸製鋼の発行済み株式数は8%強増加する見通しだからだ。神戸鋼はすでに神鋼環境の株式を59.08%(952万1400株)保有する親会社。完全子会社化に向けては神戸鋼が神鋼環境の少数株主に対して、神鋼環境株1株と神戸鋼株4.85株を交換する。神戸鋼は神鋼環境株と交換するための自社株...

(解説)兵庫知事選 斎藤元彦氏が当選、「知事の資質」試す1期目が始まる

 18日に投開票した兵庫知事選では、元総務省職員で大阪府財政課長だった斎藤元彦氏(写真、選挙戦にて)が当選した。年齢は43歳。75歳の井戸敏三知事から30歳以上も若返った計算になる。知名度も首長経験もない斎藤氏は、組織の力で知事に押し上げられたと言ってよいだろう。さらに元上司である吉村洋文大阪府知事が2度も応援に入るなど、維新の応援が無党派層の支持に大きく寄与したという面もある。それだけに本人の魅力が未知...

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