9月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き

 兵庫県が29日に発表した9月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.0ポイント上昇の94.4と、2カ月ぶりに改善した。実質百貨店販売額、着工建築物床面積、輸入通関実績などの増加が寄与した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断について「横ばい局面(上方への局面変化)を示している」との見方を据え置いた。

 数カ月先の景気を示す先行指数も前月比10.0ポイント上昇の109.9と、2カ月ぶりに改善した。鉱工業製品在庫率指数の低下、着工新設住宅戸数や新車新規登録台数の増加が寄与した。

 内閣府が25日に発表した8月の全国の景気動向指数(CI、2015年=100)改定値は、一致指数が前月比2.1ポイント上昇の101.1と、2カ月ぶりに改善した。内閣府は国内景気の基調判断を「悪化を示している」に据え置いた。同判断は2カ月連続。

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