アシックス、企業の健康経営支援を事業化 「ヘルスケアチェック」20年1月から

20191128アシックスヘルスケア

 アシックスは28日、企業の健康経営を後押しすることを目的に、従業員に個別の健康増進プランを提供するプログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK(アシックス・ヘルスケアチェック)」を事業化すると発表した。2020年1月から本格的に企業向けプログラムとして提供を開始。導入を希望する企業の事業所に出向いて健康度の測定を実施する。2022年12月期には15億円の売上高をめざす。(図は結果を示すシートの例=アシックス提供)

 定期健康診断と同じように年1〜2回の測定で、健康上の問題点などを「見える化」するプログラムだ。歩行能力、体組成、体力、ストレス、認知機能の5要素を計測。結果をもとに独自のアルゴリズムで「歩行年齢」「体力年齢」「脳活年齢」と総合指数の「健全年齢」を算出する。さらに健康寿命の予測することで、体質改善に対するモチベーション(意欲)を高める。

 今後はアシックスが運営する神戸市兵庫区のトレーニング施設や、東京都江東区の低酸素環境でのトレーニング施設で、個人向けサービスとしての提供も順次開始する。自治体向け健康増進サービスなども検討して行く。20年1月には健康快適事業を取りまとめる「事業推進統括部」を設置。機能訓練に特化したデイサービス施設「トライアス」などと合わせて、健康関連サービスの事業拡大をめざす。

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