3月の兵庫県一致指数、3カ月ぶり低下 基調判断「横ばい」に下方修正
- 2023/05/31
- 10:38

【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した3月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比5.0ポイント低下の85.9だった。2カ月ぶりに低下した。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったのを受けた、経済改善が一服する様子が表れたとみられる。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「横ばい局面(下方への局面変化)」として、2月まで9カ月続いた「改善を示...
4月の兵庫県有効求人倍率1.03倍に上昇 「持ち直しの動きにやや弱さ」据え置き
- 2023/05/30
- 09:13

【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が30日に発表した4月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の1.03倍だった。新型コロナウイルスによる経済への影響が後退する中で、企業が求人を増やす動きが表れた。ただ兵庫労働局は足元の雇用情勢についての判断を据え置き、「求人が求職を上回っているものの、持ち直しの動きにやや弱さがみられる」との見方を3カ月連続で示した。 有効求人数(季節...
兵庫県の工場立地動向、全国5位の48件 神戸5件すべて産業団地・22年
- 2023/05/30
- 04:09

【神戸経済ニュース】兵庫県は、企業が2022年(1〜12月)に工場の新増設を目的として1000平方メートル以上の用地を確保した件数が、21年と同じ48件だったと発表した。経済産業省が実施した工場立地動向調査をもとに兵庫県内の動向をまとめた。用地の確保は取得、賃貸ともに計上。48件の工場立地件数は全国で5位だった。 業種別で最も多かったのは食料品10件(前の年は6件)、金属製品は7件(同14件)、化学工業と生産用機械器...
神戸港、2月のコンテナ総取扱個数7.8%増 輸入コンテナ14.4%増
- 2023/05/30
- 00:43

【神戸経済ニュース】神戸市が29日に発表した2月の神戸港の統計によると、同月の神戸港コンテナ総取扱個数は前年同月比7.8%増の23万5282個(20フィートコンテナ換算)だった。2カ月連続で前年同月を上回った。 輸出コンテナは3.3%増と2カ月ぶり増加、輸入コンテナは14.4%増と大幅増だった。中国が「ゼロコロナ」を転換し、海上物流の混乱が解消に向かった流れの中で、神戸港でのコンテナ取扱個数も増加したもようだ。▽関連...
神戸空港、4月の旅客数は前年比51%増の26万人 コロナ前との比較は4%増
- 2023/05/25
- 14:45

【神戸経済ニュース】空港運営会社の関西エアポートグループが25日に発表した4月の神戸空港旅客数は、前年同月比51%増の26万2558人だった。新年度に入って民間企業の間で出張制限を緩和する動きが広がり、ビジネス客が回復。加えて月末には大型連休の前半に、航空機で移動する個人客が増え、航空需要が全体として回復したとみられる。新型コロナウイルスの感染拡大前が見つかる直前である2019年4月(25万3658人)との比較では4...
3月の兵庫鉱工業生産、2カ月連続で減少 基調「一部にやや弱い動き」下方修正
- 2023/05/24
- 11:16

【神戸経済ニュース】兵庫県が24日に発表した3月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比5.6%低下の90.5だった。2カ月連続で生産の減少を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は「一部にやや弱い動きが見られ、今後の動向を注視する必要がある」として、前月まで3カ月続いた「足踏みをしている」から下方修正した。 主要9業種の生産指数のうち低下したのは6業種だった。指数に占め...
4月の神戸市消費者物価、前年比3.4%上昇 家具・家事用品は10.5%上昇
- 2023/05/19
- 11:27

【神戸経済ニュース】総務省が19日に発表した4月の神戸市消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で3.4%上昇の103.9になった。政府の電気代抑制策を受けて「電気代」14.7%下落と大幅な下落だったが、光熱費以外は軒並み値上がりした。カーテンやカーペットなど「室内装備品」が14.1%上昇と高値が続いているほか、「履物類」が7.1%上昇、「洋服」が5.3%上昇などと値上がりが目立った。 10...
4月の神戸港、輸出入総額が11.1%増 化粧品類など数量でも増加
- 2023/05/19
- 10:07

【神戸経済ニュース】神戸税関が18日に発表した4月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比11.1%増の1兆0183億円だった。比較できる1979年以降で4月としては過去最高になった。4月の平均為替レート(税関長レート)は1ドル=132円23銭で、前年同月に比べて9円39銭の円安・ドル高と、大幅な円安水準で推移したのが円建てでの貿易額を押し上げた。さらに「精油・香料および化粧品類」の輸出重量が9...
4月の神戸市部マンション発売戸数82.9%減 契約率74.2%
- 2023/05/18
- 19:27

【神戸経済ニュース】不動産経済研究所(東京都新宿区)が18日に発表した4月の近畿圏新築分譲マンション市場動向によると、神戸市部のマンション発売戸数は前年同月比82.9%増の31戸だった。発売月内に契約にたどりついた戸数の割合を示す契約率は74.2%になった。マンション販売が好調であることの目安になる契約率70%を2カ月連続で上回った。 神戸市部の平均価格は5017万円、1平方メートル当たりの分譲単価は75.1万円だった...
4月の兵庫県倒産件数、8件増の36件 負債総額23億円・帝国データ
- 2023/05/13
- 04:12

【神戸経済ニュース】帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)がまとめた兵庫県の4月の倒産件数(負債額1000万円以上の法的整理)は36件と、前年同月に比べて8件増加した。負債総額は23億6100万円で、前年同月の27億77 00万円から減少した。負債総額は依然として低水準で推移している。原材料高やエネルギー高の影響を受けながらも、低金利などで企業の資金繰りが引き続き維持されている。 倒産件数が最も多かったのは小売り...
2月の兵庫県一致指数、4カ月ぶり上昇 基調判断「改善」を据え置き
- 2023/04/28
- 11:35

【神戸経済ニュース】兵庫県が28日に発表した2月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.6ポイント増の92.2だった。4カ月ぶりに上昇した。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなり、個人消費も生産も回復する流れを反映した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、「改善を示している」との見方を9カ月連続で示した。 一致指数の上昇は、労...