山陽電の4〜9月期、純利益28%増 消費税上げ控え先買・「忍たま」も寄与

 山陽電気鉄道が8日に発表した2019年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比28%増の16億円だった。アニメ「忍たま乱太郎」とのコラボレーション(共同)企画など鉄道でのイベントに加え、沿線企業の活性化による乗客数の増加で増収効果が寄与した。さらに10月1日の消費税率引き上げを控え、回数券や定期券を「先買い」する動きもあって収益が膨らんだ。 営業収益は5%増の251億円、営業利益は27%増の24億円になった。...

ケミプロの4〜9月期、税引き益6200万円に上振れ 高採算製品が前倒し

 ケミプロ化成が8日発表した2019年4〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比12倍の6200万円だった。従来の会社予想である4000万円から上振れした。下期に見込んでいた高採算製品の販売が前倒しになったのに加え、経費削減が寄与。税金費用の増加などを吸収した。 売上高は8%増の51億円、営業利益は30%増の2億1100万円になった。事業分野(セグメント)別の売上高は、化学品事業が8%増の45億円。主力の紫外線吸収剤...

カルナバイオの1〜9月期、最終黒字11億円 創薬支援事業の売上高最高

 カルナバイオサイエンスが8日発表した2019年1〜9月期の連結決算は、最終損益が11億円の黒字(前年同期は8億2200万円の赤字)だった。4〜6月期に同社が研究開発した新規がん免疫療法の創薬プログラムの開発・商業化について独占的に供与するライセンス契約を米ギリアド・サイエンシズと結び、契約一時金2000万ドル(約21億円)を売上高に計上したのが引き続き寄与した。 売上高は前年同期比4.9倍の28億円、営業損益は13億...

家次神商会頭、神戸医療産業都市「下地できて発信力も十分」 「国際空港は必須」

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長、写真)は8日に開いた記者会見で、神戸医療産業都市について産業集積として「ずいぶん下地はできてきた」との見方を語った。さらに「個別化医療の時代に入り、再生医療への取り組みも進むなど、医療の新たな局面に対する発信力も十分」と指摘。「いかにインダストリー(産業)にしていくかは、まだ弱い部分」としながらも、改めて将来への期待を述べた。現在およそ360社・...

「医療用ロボット工学の父」など講演で活況 医療機器の開発促すイベント開催

 米国の専門家を交えたセミナーや討論会などを通じ、医療機器の開発を促すイベント「2019日米医療機器イノベーションフォーラム」が8日、神戸市内のホテルで開催された。米IBM出身で「医療用ロボット工学の父」とも呼ばれる米ジョンズ・ホプキンス大学のラッセル・テイラー氏が基調講演したことなどで、多くの医療や機械の研究者、メーカーなどの関係者らが集まり活況だった。さらに、超高齢化への対応に加え、産学官と医療と...

六甲バターの1〜9月期、税引き益58%減 新工場の減価償却費を計上

 六甲バターが9日発表した2019年1〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比58%減の9億400万円になった。家庭で飲酒を楽しむ「家飲み」の需要などで、チーズ製品の販売が好調に推移。増収を確保したが、4月に稼働した新工場「神戸工場」(神戸市西区)の減価償却費が響いた。 売上高は2%増の388億円、営業利益は39%減の18億円になった。部門別の売上高は、チーズ部門が2%増の370億円、チョコレート部門が15%増の1...

上組の4〜9月期、純利益10%増 取扱貨物の増加で通期予想も微修正

 上組は8日発表した2019年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%増の95億円だった。自動車の取り扱いや保管貨物の増加で国内物流事業が伸びた。受取配当金と持ち分法による投資利益が増えたのも寄与した。従来予想の90億円を上回った。 売上高に相当する営業収益は3%増の1405億円、営業利益は8%増の125億円だった。事業分野(セグメント)別の営業収益は、国内物流事業部門が2%増の1163億円、国際物流事業が7...

広告

広告

広告

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

広告

広告