井戸兵庫知事、来年度税収「厳しいとみている」 供給網影響で米中関係に関心

20191125井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事は25日の定例記者会見で、2020年度の予算編成を控えて20年度の税収について記者の質問に答え「厳しいだろうとみている」との見通しを示した。「9月決算企業の概要が現時点で見えておらず、(予測するための)材料を持ち合わせていない」としながらも、「兵庫の場合、中国とのサプライチェーン(供給網)の一端をになっている企業が多い」と指摘。中国の景気減速の影響をすでに受けている可能性が高く、「来年度の経済見通しを考えるうえでも米中関係は関心事だ」と強調した。

 19年度の税収については「国が一括徴収して地方に配分する消費税が、われわれが見ていたよりも落ち込んできているのが最近の状況」と説明。税収を見極めるには法人関係税だけでなく、「消費税の動向も注目しておく必要がある」と改めて指摘した。「税収ベースでみると全国的に消費が停滞している様子が見て取れ、加えて兵庫の場合は、輸出入が(外国貨物を保税地域から引き取る際にかかる)地方消費税の貨物割に影響を与えて弱含み」との見方を語った。

 井戸氏は9月24日の定例記者会見で、今期の税収が当初の想定を100億円程度下回る見通しを示していた。これについて記者が改めて質問すると、「見通しを変えるまでの材料を持っておらず、同様の見方をせざるを得ない」と話していた。

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