神戸製鋼、丸一鋼管にステンレス鋼管事業を売却 138億円で来年4月

 神戸製鋼所は27日、東証1部に上場する溶接鋼管最大手の丸一鋼管に、神戸製鋼の全額出資子会社である「コベルコ鋼管」の全株式を売却すると発表した。売却額は約138億円の予定。株式の売却は2020年4月1日を予定する。神戸製鋼の主力事業との相乗効果が出にくく、中期経営計画などが掲げる「素材系を中心とした収益力強化」や「資本コスト」に見合った収益性の確保は、コベルコ鋼管単独では難しいと判断した。

 コベルコ鋼管は、配管や熱交換器用のシームレス(継ぎ目なし)ステンレス鋼管、精密細管、特殊艦の製造販売と、チタン溶接管の製造を手がける。2019年3月期の売上高は260億円、営業利益は10億円で、いずれも前の期をわずかに上回った。一方で、丸一鋼管にとっては、半導体用クリーンパイプや直噴エンジン用燃料噴射管などに使用する精密細管分野への進出で、品ぞろえの強化につながる。

 コベルコ鋼管は神戸製鋼の連結を外れ、丸一鋼管の完全子会社になる。株式の譲渡日が20年4月1日のため、神戸製鋼、丸一鋼管とも19年3月期の連結業績には影響しない見通し。20年3月期以降の影響は精査中としている。

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