フジッコの4〜12月期、純利益は微増 M&Aで増収も人件費・運賃は上昇続く

 フジッコが31日に発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比微増の32億円だった。持ち合い株など政策保有株の整理を順次進めており、投資有価証券売却益8億5800万円を計上したのが寄与した。売上原価と販管費の増加による減益要因を補った。 売上高は3%増の504億円、営業利益は14%減の36億円になった。19年8月1日から連結子会社になったフーズパレットが売上高を押し上げた。M&A(合併・買収)が増収...

ATAOが急落 前日に業績予想の下方修正、見切り売りなどのきっかけに

 31日の東京株式市場ではスタジオアタオ(ATAO、3550)が急落した。終値は前日比65円(8.75%)安の678円。東証マザーズの値下がり率ランキングで2位になった。前日夕方に、2020年2月期の連結業績予想を下方修正。純利益は前期比2%増の5億4000万円になる見通しで、従来予想の6億1500万円から増益幅が縮小するのを嫌気した売りが膨らんだ。 バッグや財布などを企画・販売する。ネット広告の単価上昇や消費税率引き上げ...

住友ゴムが反発 減損計上で減益幅拡大も悪材料出尽くし感

 31日の東京株式市場では、住友ゴム工業(5110)が反発した。終値は前日比20円(1.67%)高の1215円だった。前日夕方に2019年12月期の連結純利益(米国会計基準)が前の期比70%減の110億円になったようだと発表した。従来予想の300億円から大幅に下方修正し、減益幅が拡大した。ただ、下方修正を嫌気した売りは朝方にとどまり、むしろ悪材料出尽くし感が広がったとの指摘があった。 下方修正の主因は米国、南アフリカ、スイスを...

神栄の4〜12月期、最終赤字3億4300万円 繊維改善で営業益は増加

 神栄が31日に発表した2019年4〜12月期の連結決算は、最終損益が3億4300万円の赤字(前年同期は1億8200万円の赤字)だった。子会社を通じて運営していたアパレル小売事業と、靴下などの製造・卸売りするレッグウエア事業からの撤退に伴う事業整理損4億9400万円と、米国での電子部品取引を巡る訴訟対応の弁護士費用2億600万円などを特別損失に計上したのが響いた。投資有価証券売却益1億9400万円を特別利益に計上したが、補...

11月の兵庫県一致指数、3カ月ぶり低下 基調判断は「悪化」に下方修正

 兵庫県が31日に発表した11月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比4.9ポイント低下の89.6と、3カ月ぶりに悪化した。鉱工業生産指数の低下や、製造業の企業収益率の悪化、着工建築物床面積の減少などが響いた。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断について「悪化を示している」との見方を示し、10月まで3カ月続いた「横ばい」から下方修正した。 数カ月...

12月の兵庫県有効求人倍率、横ばい1.41倍 年間でも横ばい1.43倍

 兵庫労働局が31日発表した 2019年12月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.41倍だった。有効求人数が前月比0.4%増加した一方で、有効求職者数は微減だった。だが、有効求人数を有効有職者数で割った有効求人倍率は1.41倍から動かなかった。 足元の兵庫県内の雇用情勢は「着実に改善が進んでいる」との情勢判断を据え置いた。雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.21倍。前月比0.02ポイント上昇と3カ...

三宮再開発 三宮プラッツ「毎日何かがある空間に」・4月から運用開始

 神戸市は、神戸市中央区三宮町にある半地下広場「三宮プラッツ」の活用事業者に、イベント企画・制作のバニラシティ(神戸市中央区)を選んだと発表した。4月から同社による運用を開始し、「毎日何かが行われているような空間」をめざす。三宮プラッツは三宮〜元町を結ぶ三宮中央通りと、三宮〜新港地域を結ぶ京町筋が交わる場所にある。継続的にイベントなどを開催することで新たな人の流れを作り、三宮や元町を訪れる人の回遊...

住友ゴム、前期純利益70%減に下方修正 海外事業など減損計上で修正2度目

 住友ゴム工業は30日、2019年12月期の連結純利益(国際会計基準)が2019年12月期の連結純利益が前の期比70%減の110億円になったようだと発表した。従来予想の300億円から大幅に下方修正し、減益幅が拡大したもよう。この期の予想の下方修正は19年1〜9月期決算を発表した昨年11月6日に続き2度目になった。米国、南アフリカ、スイスを中心に、のれんと固定資産の減損損失を合計182億円計上したのが響く。 米国では、のれん50億...

ATAOの今期、純利益2%増に下方修正 広告単価上昇の影響などで一転減収に

 バッグや財布などを企画・販売するスタジオアタオは30日、2020年2月期の連結純利益が前期比2%増の5億4000万円になりそうだと発表した。従来予想である6億1500万円から下方修正し、増益幅が縮小する見通しだ。ネット広告の単価上昇や消費税率引き上げによる反動減、天候不順などの影響で、売上高が想定を下回る水準で推移していることが影響するという。 売上高は2%減の41億円を見込む。従来予想の49億円から一転して減収...

モロゾフの中期計画、営業利益率5%を「死守」 今期は年末年始好調で上方修正

 モロゾフは30日、2023年1月期の単独売上高296億円、営業利益率5%を目標とする中期経営計画を発表した。目標の売上高は今期予想(295億円)に比べて微増、営業利益率は今期予想(5.2%)よりも悪化を受け入れる。百貨店の閉店が足元でも相次ぎ販路がせばまる中、物流コストや人件費が上昇と逆風が強まっているためだ。神戸経済ニュースの取材に応じた山岡祥記専務は「事業環境が厳しい中でも営業利益率5%は死守したい」と話...

さくらKCSの今期、純利益30%増に上方修正 企業の設備投資活発で今期2度目

 システム開発や情報サービスのさくらKCSは30日、2020年3月期の連結純利益が前期比30%増の5億円なる見通しだと発表した。従来予想の4億8000万円から上方修正し、増益幅が拡大する。民間企業の設備投資が活発で、今期2度目の上方修正になった。システム構築が大幅に伸びたほか、システム機器の販売もあって増収効果が利益につながった。公共関連部門も機器販売を獲得できた。 売上高は7%増の235億円、営業利益は43%増...

ヴィッセル神戸の「初タイトル」祝うセレモニー 2月4日午後にハーバーランドで

 神戸市は30日、サッカーJ1ヴィッセル神戸が天皇杯全日本選手権での優勝したのを神戸市の住民と祝福する「ヴィッセル神戸天皇杯祝勝セレモニー『We Are No.1!』」を2月4日に開催すると発表した。午後3時半から30分間を予定しており、会場は神戸ハーバーランド(神戸市中央区)のスペースシアター。「天皇杯」のお披露目に加え、久元喜造神戸市長がチームに対して神戸市スポーツ特別賞を贈るほか、神戸市混声合唱団によるお祝...

アシックスとカシオ、ランナー向けスマートウオッチなど開発 2月の見本市で公開

 アシックスとカシオ計算機は30日、ランナー向けのトレーニングに関する新たなサービスを共同で開発したと発表した。専用のスマートウオッチとウエアラブルセンサーを、2月12〜14日に東京都で開催するウエアラブル機器の見本市「第6回ウエアラブルEXPO」で公開する(図は展示ブースのイメージ=カシオ提供)。デバイス(装置)とサービスの開発には、アシックススポーツ工学研究所の知見とカシオのセンサー技術を掛け合わせ...

新型肺炎、久元神戸市長が感染症対策の広報など指示 兵庫県は相談窓口を開設

 神戸市は29日午前、感染者が増えている新型コロナウイルスによる肺炎について関係各部署で情報を共有する「情報連絡会」を開催した。28日に近県である奈良県内で、人から人への感染とみられる感染者が確認されたのを受けての措置。神戸市内で感染者が確認された場合の対応などを確認したうえで、出席した久元喜造市長が「せきエチケットや手洗い、うがいなど感染症対策をわかりやすく広報すること」を指示した。 久元市長は加え...

久元神戸市長、神戸空港「予想以上に規制緩和の効果発現」 アクセスは課題

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が配信した動画より)は29日の定例記者会見で、3月29日から航空各社が適用する夏ダイヤで神戸空港に就航する便数がさらに増え、現在より遅い時間帯の運航も始まることについて「予想以上に(昨年5月に合意した)関西3空港懇談会での規制緩和の効果を発現でき、関係者に感謝したい」と述べた。「神戸空港の利活用が大きく進むことになった」ことを評価した。今回のダイヤ改正による便数増で...

つくはら湖の「BE KOBE」、天然杉の無垢材で里山らしく 自転車道の休憩所に

 神戸市は29日、同市北区のつくはら湖畔に設置する「BE KOBE」を取り入れたモニュメント(記念碑)の設計・制作・設置を担当する事業者に関西造園土木(神戸市兵庫区)を代表とする共同事業体を選んだと発表した。同社は「BE KOBE」の文字を、天然杉の無垢(むく)材で形成するデザインを提案した。湖の美しい風景を楽しむとともに、里山の魅力を発見する場所をめざす。5月末までの設置を計画している。(図は完成イメージ=神戸...

神戸市、印アーメダバード市と共同宣言 久元市長が海外出張で

 神戸市は29日、インドで人口第7位の大都市であるグジャラート州のアーメダバード市と、経済の連携などで共同宣言に署名したと発表した。現地企業と神戸市内の企業とのビジネスマッチングやスタートアップ支援など官民で経済交流を進める考えという。同日開催した定例記者会見で、久元喜造市長が発表した。(写真は調印式後の記者会見、手前の右から2人目が久元市長=神戸市提供) 久元市長は22〜25日に海外出張してアーメダバ...

ノーリツ、撤退のシステムキッチンなど永大産業に譲渡で協議 

 ノーリツは29日、撤退を表明していた住設システム分野のうち、システムキッチンなどの開発・生産の譲渡について、東証一部上場の住設メーカーである永大産業と協議することを決めたと発表した。ノーリツは2019年11月27日にシステムキッチンやシステムバス、洗面化粧台の製造販売を2020年6月末に終了し、主力事業である温水空調分野に経営資源を集中する構造改革を発表していた。 今後はノーリツと永大産業の間で、事業譲渡の範...

三宮再開発 来訪需要の変化などで議論続く、経済効果の検討委員会で第3回

 神戸市は29日、三宮再開発による経済効果の算出に向けた、有識者による検討委員会の第3回会合を開催した(写真)。昨年9月、11月に続いて開催した会合だ。前回に引き続き経済効果の算出に向けて、前提条件になる三宮への来訪需要の変化などについて検討した。第2回と同様に「神戸市が独自に想定した民間事業者の事業に関する予想」が含まれるとして、会合の冒頭以外は非公開とした。 神戸市は2030年までに、三宮交差点から半...

ビオフェルの今期、税引き益11.1%減に上方修正 主力の整腸剤が好調

 ビオフェルミン製薬は29日、2020年3月期の単独税引き利益が前期比11%減の20億円になりそうだと発表した。従来予想の17億円から減益幅が縮小する。主力の整腸剤「新ビオフェルミンS」の販売が当初の想定を上回って推移しているため、通期の増収効果を見越して利益の予想を見直した。販促費や宣伝広告費を積極的に投入したことなどが寄与しているようだ。 売上高は4%増の119億円、営業利益は12%減の28億円を見込む。従来予...

ノエビアHDの10〜12月期、純利益13%減 消費税上げで駆け込みの反動

 ノエビアホールディングスが29日に発表した2019年10〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%減の13億円だった。主力の化粧品は特に中価格帯のカウンセリング化粧品の販売が低調だった。10月の消費税率引き上げを前に、駆け込み需要が発生した反動が表れた。ドラッグストアなどで販売するセルフ化粧品は堅調だったが、補えなかった。 売上高は5%減の154億円、営業利益は16%減の33億円だった。事業分野別の売上高は、化...

新型肺炎、住友ゴム・神戸製鋼が中国で休み明けの再開延期 2月9日に

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染が中国の湖北省武漢市から拡大していることを受け、現地に工場を持つ日本の製造業が春節(旧正月)の連休明けの稼働について検討を進めている。神戸市に本社を置く会社では、住友ゴム工業がタイヤ工場の操業再開を2月9日に延期することを決めたと28日に明らかにした。神戸製鋼所も蘇州の自動車部品を製造する工場などで2月9日または10日に操業再開を延期する方針を固めた。 中国政府は27...

池田泉州銀、神戸支店を初の銀証共同店舗に 5月18日オープン

 池田泉州ホールディングス傘下の池田泉州銀行は28日、池田泉州銀行と池田泉州TT証券の神戸支店が同一フロアで営業する銀証共同店舗を5月18日にオープンすると発表した。池田泉州HDのグループで銀証共同店舗を開設するのは初めて。資産の活用や資金の運用、相続に関する相談など、さまざまな金融サービスをワンストップ(1カ所)で提供できるようにする。 場所は現在の池田泉州TT証券神戸支店がある、神戸新聞会館(ミン...

神戸市「健康・医療戦略会議」第3回、ゲノム解析と情報処理技術の関わり聞く

 神戸市は28日、健康や医療に関する国内外の動向を専門的な見地から把握して、今後の研究対象や事業の方向性に関する意見を求める有識者会議「神戸健康・医療戦略会議」(議長・井村裕夫神戸医療産業都市推進委員会会長)の第3回を開催した(写真)。議題は昨年7月の第2回に続き「ゲノム(遺伝情報)医療」としたが、特に今回は情報処理の技術を活用した医療の専門家に話を聞いた。 会合ではまず、東京大学医科学研究所教授の...

神戸製鋼、傘下のコベルコマテリアル銅管がJIS再取得 3月2日付で譲渡

 神戸製鋼所は28日、傘下の銅管メーカーであるコベルコマテリアル銅管が、同社の秦野工場(神奈川県秦野市)で製造した銅管のJIS認証を再取得したと発表した。対象は銅と銅合金のシームレスパイプ(継目無管)。認証機関の日本検査キューエイ(JICQA、東京都中央区)が1月28日付で認証した。業績への影響は現時点で不明としている。 コベルコマテリアル銅管のシームレスパイプを巡っては、2016年9月〜17年8月以前の出...

石原ケミカル株が4日続落 キザイ買収の関連費用で4〜12月期の販管費増

 28日の東京株式市場では、ハンダめっき液大手の石原ケミカル(4462)が4日続落。終値は前日比64円(3.27%)安の1893円と、ややきつめの下げになった。取引時間中の午後2時半に、2019年4〜12月期決算を発表すると下げに転じ、急速に下げ幅を拡大。一時は1860円と昨年12月3日以来ほぼ1カ月半ぶりの安値を付けた。19年4〜12月期の連結純利益は前年同期比26%減の7億8700万円。20年3月期通期では増益を確保する見通しを示し...

石原ケミカルの4〜12月期、純利益26%減 販管費が増加で採算悪化

 ハンダめっき液大手の石原ケミカルが28日発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比26%減の7億8700万円だった。自動車用のエアコン洗浄剤の販売が引き続き好調だったことなどで増収を確保したが、主力のめっき液では10月以降に大型テレビ向けが減速、スマートフォン向けや車載関連などの半導体部品や電子部品が減産が前期から続いた影響も出た。 売上高は2%増の124億円、営業利益は27%減の10億円だった。...

好評のイチゴ食べ放題、GW明けまで約2倍の期間延長 神戸ポートピアホテル

 神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)は2月1日から、イチゴを中心としたスイーツの食べ放題「神戸いちごコレクション2020〜いちごばあけの甘い夢〜」を2階のダイニングカフェSOCO(ソーコー)で開催する。昨年の初開催で好評だったイチゴの食べ放題を、今年も嗜好(しこう)を加えて開催。期間も5月10日までと、3月末までだった昨年に比べて約2倍に期間を延長する。28種類のイチゴを使ったスイーツなどに加え、食べ比...

18年の国際会議、神戸大が会場別で2年連続の首位 ポートピアホテルなど上位 

 日本政府観光局がこのほど公表した「2018年国際会議統計」の詳細によると、2018年に国内で開催した国際会議を会場別に集計したところ、神戸市灘区に本部を置く神戸大学で開催した会議が180件と首位になった。2位の京都大学(150件)の30件の大幅な差をつけた。神戸大の首位は17年に続いて2年連続だった。神戸大では経済・経営など社会科学系やAI(人工知能)などの科学・工学系の会議に加え、医学系の会議も開催するなど幅広...

新型肺炎の拡大が加速、出張の制限など強化の動き 検査試薬は在庫確保へ

 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、外務省は24日に同省の感染症危険情報を「3(渡航中止勧告)」に引き上げた。これを受けて27日は、神戸に本社を置く企業も対策を強化する動きが広がった。川崎重工業は、グループ会社のある武漢への出張について延期や中止するよう社内に通知していたが、この範囲を湖北省全体に広げた。神戸製鋼所は「渡航」を見合わせるよう社内に通知し、出張だけ...

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