さくらKCSの今期、純利益30%増に上方修正 企業の設備投資活発で今期2度目
- 2020/01/30
- 18:39
システム開発や情報サービスのさくらKCSは30日、2020年3月期の連結純利益が前期比30%増の5億円なる見通しだと発表した。従来予想の4億8000万円から上方修正し、増益幅が拡大する。民間企業の設備投資が活発で、今期2度目の上方修正になった。システム構築が大幅に伸びたほか、システム機器の販売もあって増収効果が利益につながった。公共関連部門も機器販売を獲得できた。
売上高は7%増の235億円、営業利益は43%増の7億5000万円を見込む。従来予想は230億円、6億1000万円だった。公共関連部門で消費税率引き上げに伴うプレミアム付商品券対応や改元対応、一般民需分野で消費税の軽減税率制度へのシステム対応など、上期の需要が収益を押し上げた。消費税率引き上げを控え、機器の駆け込み需要が発生した恩恵も受けた。
同時に発表し2019年4〜12月期の連結決算は、最終損益が2億6900万円の黒字(前年同期は3300万円も赤字)だった。需要が堅調のを受け、要員の安定稼働によって採算も改善した。売上高は前年同期比14%増の161億円、営業損益は3億8600万円の黒字(前年同期は9800万円の赤字)だった。
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