神戸市「健康・医療戦略会議」第3回、ゲノム解析と情報処理技術の関わり聞く

20200128健康医療戦略会議

 神戸市は28日、健康や医療に関する国内外の動向を専門的な見地から把握して、今後の研究対象や事業の方向性に関する意見を求める有識者会議「神戸健康・医療戦略会議」(議長・井村裕夫神戸医療産業都市推進委員会会長)の第3回を開催した(写真)。議題は昨年7月の第2回に続き「ゲノム(遺伝情報)医療」としたが、特に今回は情報処理の技術を活用した医療の専門家に話を聞いた。

 会合ではまず、東京大学医科学研究所教授の宮野悟ヒトゲノム解析センター長がゲノム解析とスーパーコンピューターのかかわりについて講演。ビッグデータの解析などで医療でもスーパーコンピューターの活用が進む一方、コンピューターの小型化や高性能化でゲノム解析のコストが急速に低下している現状などを紹介した。

 続いて京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センターの松田文彦センター長・教授がゲノム研究の医療への応用について講演した。がん治療を目的に研究が進んできたゲノム医療を、さまざまな難病にも応用するにはデータベースの維持管理などの課題があると指摘した。

 会合には井村氏のほか、神戸医療産業都市の本庶佑理事長や、大阪大の金田安史副学長、神戸市民病院機構の橋本信夫理事長らが出席した。神戸ではシスメックスが、がん細胞の遺伝子を調べて患者ごとに最適な治療法を探る「がんゲノム医療」で必要になる検査システムについて、中外製薬とともに日本で初めて保険適用を受けた。今後はゲノム解析をもとにした「個別化医療」が進むとされている。

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