神戸市が6社追加採用、「六甲のめぐみ」でも実証 コロナ対策スタートアップ支援

20200702スタートアップ支援6社

 神戸市は2日までに、新型コロナウイルスによって圧迫された市民生活を改善する技術やサービスを持つスタートアップ(起業家)の募集で、追加で6社を採用すると発表した。このうち3社は、年に65万人が買い物に訪れる兵庫六甲農業協同組合の農畜産物販売所「六甲のめぐみ」(神戸市西区)で混雑回避の技術について実証実験を実施することが決まっている。3社の追加で、神戸市が採用した新型コロナ対策のスタートアップ支援は18社・団体になった。

  AllNew(横浜市中区)のチャットボットはすでにスマートフォン(スマホ)アプリのLINEで利用できるようになっており、3カ月程度の運用を予定する。知能技術(大阪市北区)の接触感染防止AIソフトシステムは、東灘区役所の玄関で窓口案内を支援するアプリ「ACALL FRONT(アコールフロント)」を導入したタブレットを接触せずに利用し、使い勝手などを確認(写真=神戸市提供)。Splink(東京都千代田区)のオンライン検査では、神戸市職員の慢性疲労やメンタルヘルス、認知機能を測定。測定したグループ間の比較を通じて傾向などを分析する。今月から秋ごろまで継続的に調査する。

20200702知能技術

 「六甲のめぐみ」で実証実験するのはFutuRocket(東京都品川区)、センサーズ・アンド・ワークス(神戸市兵庫区)、ROX(川崎市中原区)の3社。FutuRocketははAI(人工知能)カメラで人数を計測、センサーズは人流センサーで人流を計測して、それぞれ店舗内の混雑緩和をねらう。ROXは混雑予測AIアプリを投入し、過去の来店者数情報や天気などのデータを使用し、いつが混みやすいかを確認。来店客の平準化を促して混雑回避をねらうと同時に、直売所で販売する農家の販売予想支援もめざす。

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