三宮再開発 東遊園地の基本設計で意見募集開始、花時計は現在の位置で
- 2020/07/03
- 01:09
神戸市は、基本設計を進めている東遊園地(神戸市中央区)の再整備について意見募集(パブリック・コメント)を開始した。東遊園地の基本設計に向けては、有識者による会議「アドバイザリーボード」の設置に加え、4月には市民アンケートを実施。集まった意見をもとに「東遊園地再整備基本設計(素案)」を作成したのを受けて、意見募集(パブリック・コメント)を実施する。意見は31日まで募集する。
広い芝生広場と、芝生広場を見下ろすデッキテラス、フラワーロード沿いで南北の園地をつなぐ「みちひろば」と、おおむね大きな3つの区域で公園全体を構成するのが基本設計の特徴だ。園地の中心には、カフェなどに使用する施設「URBAN PICNIC」を建設する。芝生広場は夜に明るすぎない広場にするなど夜間景観の考え方や、彫刻や記念碑は作成された経緯や由来ごとにまとめて再配置するなどの方針も明記した。花時計は暫定移設とした現在の位置を維持し、正式な場所として設置し続ける。
新型コロナウイルスへの対応に集中した影響で、4月下旬に開催を予定していた第3回のアドバイザリーボードを開催できず、テレビ会議システムを通じた委員からの参考意見の聴取に切り替えた。このほか当初は5月下旬にも素案を示して意見募集に入る計画だったが、新型コロナ対応の影響でやや予定が遅れた形だ。8月に改めてアドバイザリーボードを開いたうえで9月議会に提出し、「基本設計」として決定する計画。2021年度の着工、23年度の完成を見込む。
意見は郵送、ファクシミリ、電子メール、持参、意見送信フォームと5種類の方法で、文章で受け付ける。意見書の様式は自由だが、提出者の住所や氏名を記載する必要がある。意見に対する神戸市の考え方は8月下旬ごろに一括して公表する予定としている。
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