(解説)上場企業、株式売買単位の変更相次ぐ 取引所要請、ほぼ全社100株に

 10月1日付で株式の売買単位を1000株から100株に変更する会社が相次いでいる。東京証券取引所(マザーズなど新興企業向け市場を含む)の上場銘柄では同日付で390社が売買単位を変更。神戸市内に本社を置く上場会社も川崎重工業や上組など12社(表)が同時に売買単位を変更する。東京証券取引所が全上場銘柄の売買単位を100株に統一することを目指し、上場会社に要請したためだ。 東京証券取引所は2007年11月に「売買単位を最終...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]貸家増加は続くか 大阪・貸家着工にピークアウト感

 貸家着工動向に転機が訪れている。大阪経済圏では、一貫して貸家着工件数が増加していた。これに引っ張られる格好で、神戸市の着工件数も増加傾向をたどってきたが、ここにきて大阪市の着工戸数が頭打ち傾向を見せてきた。民間資金のうち、会社法人による着工が勢いを失いつつあるためだ。神戸市では依然として個人の貸家着工が活発だが、大阪市では個人資金での着工も減少傾向が見えてきた。神戸市は、減少場面でも大阪市の動向...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]日本酒の輸出拡大をリードしているのは誰?

 次の一手が注目される環境が醸成されてきた。日本酒市場が輸出の伸びで活気づいている。その拠点となっているのが神戸港。製造拠点としての灘と京都を後背地に抱えている強みが大きく、全輸出量の半分強を占めている。だが、国内からの輸出総量は神戸港経由よりも早いペースで伸びている。  清酒の国内市場は萎縮傾向に歯止めがかかっていない。国税庁酒税統計によると、2015年度の最終消費者向け販売数量は55万5614キロリット...

続きを読む

(解説)井戸兵庫知事5期目、多選で膨らむ行政コスト? 初代県庁復元は事業化へ

 8月から兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した記者会見の動画より)は5期目に入った。7月3日に投開票した兵庫県知事選のすぐ後である7月10日、井戸氏は兵庫県のホームページに「兵庫県政150周年を迎えるにあたって」と題した文章を公開した。兵庫県の起源は神戸港の開港から6カ月後、「神戸港の後ろ盾として誕生した」(井戸氏の文章)ことにあるという。兵庫県は2018年7月12日に兵庫県の設置から150周年を迎える...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]変わる地域の雇用環境、神戸の新たな役割は?

 兵庫県内の労働市場に新しい動きが出てきた。勤労者数の変動を正確に反映する雇用保険統計を見ると、これまでと異なるのは①雇用保険の適用者数が急増②これまでけん引車となってきた神戸市中心部「以外」での増加が目立つ--という2点だ。この動きが示唆しているのは、実感はなくとも好景気などを追い風に産業構造が変化していることだろう。 これまでは兵庫県全体と神戸市中心部で雇用保険適用者数の方向感は同じで、おおむね...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]おなか膨らす支出が膨らむ 外食増加も価格には敏感

 家計調査で見た神戸市民の消費支出実額は、ここ1年で緩やかな上昇を見せている。そんな中でも、特に顕著に増加傾向を示している分野に「食」がある。食料品と外食への支出を合計した「胃の腑を満たす費用」は過去1年で、季節要因では片付けられないほどの伸びをみせている。食品価格の下落が進む中で、外食への支出が増えているからだ。 小売物価調査で神戸市の品目別を見ると、「高価」の印象がある肉の小売り価格は、変化の...

続きを読む

(解説)もっと“絵空事”でもよかったのでは? 神戸市「神戸港の将来像」発表

 神戸市が神戸開港150年記念事業の一環として19日に発表した「神戸港の将来像」では、海上コンテナを中心とした物流施設の充実と、港湾の沖合展開によって不要になる旧港湾用地の再開発を掲げた。大阪湾フェニックス計画の一環で埋め立てが始まった人工島の完成を念頭に、神戸港を「積み替え(トランシップ)港」「中継港」として使えるよう最新鋭の物流施設を建設することなどが目玉だ。ただ、現実的で堅実な将来像である半面、...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]増え続けている大家さん 個人が供給する新築貸家

 阪神間の都市部で、民間資金による貸家新築が増勢にある。顕著なのは大阪市だが、神戸市でも高水準で推移している。けん引しているのは「会社」が建て主の物件だが、絶対値で見れば「個人」が建て主の供給量も一定水準を維持している。相続のための土地登記の件数が緩やかな増勢になっている現状から見て、この傾向がなおも続く可能性は高い。 神戸市の新築住宅着工件数で、貸家が分譲を上回る局面が顕著になってきたのはここ3...

続きを読む

(解説)立候補のコラムニスト勝谷氏、「井戸氏5選懐疑派」の受け皿になるか

 4月27日に今夏の兵庫県知事選に立候補を表明した勝谷誠彦氏(56)の勝敗は、現職である井戸敏三知事(71)の5選に懐疑的な見方をする無党派層の受け皿になれるかが分けるかもしれない。井戸氏の実績は勝谷氏も評価しており、大きな不祥事や県政運営への不信感が広がっているわけでもない。多くの団体から井戸氏に立候補要請が相次いだ経緯もある。一方で、現在までに立候補を表明した候補のうちで最も若い50代の勝谷氏に対する...

続きを読む

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]から揚げ弁当、神戸で上がる 価格か商品力か?

 「売り手市場」で新社会人になった勤労者は弁当の「買い手」として、どんな選択をするのだろうか。多様な食材を彩色豊かに盛り込んだのが幕の内弁当。食材に組み合わせの多様性がある分、製造費を調整しやすい側面も持っている。他方、特定の食材を主とした場合は単品の物価変動が直接、最終価格に反映されやすい。弁当価格の変動に、この違いが表れる。 神戸市の家計は最近、弁当の購入を積極化している。2014年から15年にかけ...

続きを読む

(解説)下がり続ける貸し出し金利の行方は? みなと銀など地銀3行統合

 みなと銀行、関西アーバン銀行、近畿大阪銀行(大阪市中央区)が2018年4月に経営統合すると3日に発表した後も、低金利に苦しむ地銀の再編を巡る報道などが相次いだ。大手銀行グループが地銀との関係を見直す動きも再編を後押しするが、銀行の根本的な収益力の回復にはつながらないとの見方も根強い。収益悪化を規模拡大で乗り切る戦略について、株式市場も懐疑的に見ているようだ。

■大手銀行グループは地銀と疎遠に
 みなと...

続きを読む

広告

神戸経済ニュースについて

kobekeizai

Author:kobekeizai
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告

天気予報