神戸阪急、2月の売上高11.7%減 外出自粛も1月比でマイナス幅が縮小
- 2021/03/02
- 00:18
エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)傘下の神戸阪急によると、同店の2月の売上高は前年同月比11.7%減だった。新型コロナウイルス感染再拡大を受けて、外出を自粛する動きが継続した。来店客数は1月に比べると回復し、売上高の減少率も1月に比べて小さかった。だがファッション分野を中心に引き続き苦戦した。
食品では生鮮が前年比10%超のプラスに浮上したが、神戸みやげなどを含む洋菓子が伸びず全体を押し下げた。うるう年のため昨年2月よりも営業日数が1日少なかった影響も表れた。時計や宝飾品などの高級ブランド品は引き続き好調だったが、補いきれなかった。
食品では生鮮が前年比10%超のプラスに浮上したが、神戸みやげなどを含む洋菓子が伸びず全体を押し下げた。うるう年のため昨年2月よりも営業日数が1日少なかった影響も表れた。時計や宝飾品などの高級ブランド品は引き続き好調だったが、補いきれなかった。
H2Oが1日に発表した、大阪・梅田の阪急本店、阪神梅田本店などを含む百貨店事業全体では、前年同月比11.6%減だった。1月と同様に郊外店(6%減)よりも都心店(13%減)の落ち込みが広がった。ただ1月に比べて都心店のマイナス幅が目立って縮小した。
一方で、ネット通販の売上高は前年比2.3倍と大幅増の傾向が増えた。店頭で取り扱う商品をスマートフォンを使って自宅に取り寄せられる「Remo Order(リモオーダー)」はリピーターが増え、利便性の高い購買チャネルとして認知度が高まりつつあるとみている。
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