神戸阪急、11月の売上高13%減 来店客減少・ファッションのブランド入れ替えで

 エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の神戸阪急によると、同店の11月の売上高は前年同月比13%減だった。新型コロナウイルスの新規感染者数が増加するなどで消費者の外出が減り、来店客数が減少した影響が表れた。加えて、新型コロナの影響で上期にファッション分野のブランドで退店が相次ぎ、ブランドが入れ替わったのも影響した。来店客数が減少した影響で、食品も前年同月を下回った。高級ブランド品など高額品が引き続き堅調だったが、補えなかった。

 年末商戦に向けては「冬の北海道物産大会」を9〜15日に開催。17〜26日には「TVアニメ『鬼滅の刃』全集中展」開催する。北海道物産大会では9階の催事場への入場を制限するほか、「鬼滅」展では会場で入場券を販売せず、すべてネットで事前に入場日時を予約することで3密を回避。対策を実施しながら人気のイベントを開催することで、来店客数の増加をねらう。

 H2Oが1日に発表した、大阪・梅田の阪急本店、阪神梅田本店などを含む百貨店事業全体では、前年同月比13.7%減だった。感染者数の増加が報じられた11月中旬以降、新型コロナの影響でミセス・シニア層の来店数が大幅に減少したという。一方、お歳暮商戦では店頭での期間短縮をネット通販でカバーし、商戦全体の売上高は前年を上回る基調で推移しているという。

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