神戸製鋼、溶接材料を値上げ 10月から10%程度・5カ月ぶり

 神戸製鋼所(5406)は26日、金属を溶接するのに使う溶接材料を値上げすると発表した。ステンレス系材料を含む全品種(アルミ、裏当て材は除く)の価格を10月1日納入分から10%程度引き上げる。神戸製鋼は5月に、ステンレス・アルミ系除く全品種の値上げを実施。溶接材料の値上げとしては、これ以来5カ月ぶり。

 溶接材料の主原料である線材や薄板に加え、配合溶剤として添加する合金や副資材などの調達価格が一段と上昇。原材料の安定調達には、値上げを受け入れざるを得ないと判断した。さらに輸送費なども上がり、製品の安定供給には上昇したコストの価格転嫁が不可欠と判断した。

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