シスメックス、蘭ユニフェイスの契約違反に関する訴訟で勝訴
- 2021/08/25
- 18:53
シスメックス(6869)は25日、同社と米国の現地法人であるシスメックスアメリカ(イリノイ州)に対して、オランダのソフトウエア会社ユニフェイスが提起した訴訟の第1審で勝訴したと発表した。ユニフェイスは、同社とシスメックスらが結んでいるソフトウエアライセンス契約について、シスメックスらが違反しているなどと主張し、総額約3億2100万ドル(28日時点で約410億円)の支払いを求めていた。シスメックスらは契約を守っていると反論し、これをベルギーの「ブリュッセル企業裁判所」が認めたという。判決は現地時間23日付。
シスメックスによると同社らは2002年に、ベルギーのコンピュウエア社とソフトウエアライセンス契約を結んだ。その後、ユニフェイスがコンピュウエアを買収したことで、現在はユニフェイスとシスメックスの間の契約になっている。ユニフェイスは、シスメックスが契約違反によりユニフェイスの著作権を侵害したなどと主張していた。ユニフェイスは当初、約3億2400万ユーロの支払いを求めたが、途中で300万ユーロ減額した。判決では著作権侵害に伴う支払いを認めず、裁判費用もユニフェイズが負担することとした。
シスメックスによると同社らは2002年に、ベルギーのコンピュウエア社とソフトウエアライセンス契約を結んだ。その後、ユニフェイスがコンピュウエアを買収したことで、現在はユニフェイスとシスメックスの間の契約になっている。ユニフェイスは、シスメックスが契約違反によりユニフェイスの著作権を侵害したなどと主張していた。ユニフェイスは当初、約3億2400万ユーロの支払いを求めたが、途中で300万ユーロ減額した。判決では著作権侵害に伴う支払いを認めず、裁判費用もユニフェイズが負担することとした。
シスメックスは対象のソフトについて、サービスの一部に利用して顧客に販売しており、そのためにライセンス契約を結んでいたという。今回は第1審の判決のためユニフェイスが上訴すれば裁判が継続することになる。判決による連結業績予想への影響はないとしている。
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