神戸製鋼、薄板3品を追加値上げ 3月出荷相当分から1.5万円/t

 神戸製鋼所は2日、建材や圧延加工、パイプなどに使う鋼材薄板3品種(熱延、冷延、表面処理鋼板)の国内価格を、1トン当たり1万5000円引き上げると発表した。3月出荷相当分から。同社は2020年9月にも(20年10月出荷相当分から)1トン当たり5000円以上の値上げを打ち出していた。今回、追加の値上げを実施することで、値上げ幅は合計2万円以上になる。原材料価格の高騰を製品価格に転嫁して、マージンを改善する。

 主原料価格の一段高を受けて、コスト削減など自助努力だけでのマージン改善では不十分と判断した。今後は問屋や各種メーカーなど販売先への値上げの申し入れ、浸透させる。同時に鋼帯を加工するコイルセンターを含めたサプライチェーン(供給網)で、一貫したマージン改善の取り組みを強化するとしている。

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