9月の神戸港、輸出入総額5カ月ぶり前年比増 建機の輸出など回復

20191021神戸港貿易統計9月

 神戸税関が21日に発表した9月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比5.4%増の7090億円と、5カ月ぶりに前年同月を上回った。輸出は7カ月ぶりの前年比増で、輸出も5カ月ぶりに増加。米国向けの建設・鉱山用機械などの輸出が回復したのと、イタリアなどからのたばこの輸入が膨らんだのが寄与した。輸出と輸入がそろって増加したのは昨年10月以来11カ月ぶりだ。

 輸出額は前年同月比3.3%増の4444億円だった。建設用・鉱山用機械は前年同月比で43.7%増加し、255億円だった。米国向けのほか、ロシア向け、パナマ向けなどが増えた。原油価格の上昇などを受けたとみられる。医薬品は2.2倍57億円、無機化合物は30.0%増の132億円の輸出があり、いずれも9月としては過去最高になった。一方、平面ディスプレーを含む半導体などの製造装置は前年比44.5%減の59億円だった。

 輸入額は前年同月比9.1%増の2645億円になった。イタリアなど欧州からの加熱式たばこの輸入が増加し、前年同月比97.0%増の249億円と9月としては過去最高になった。特にイタリアからの輸入は126億円増加するなど急増した。このほか建築設備部材など金属製品の輸入も増え、47.5%増の67億円と9月としては最高。一方、衣類および同付属品の輸入は10.7%減の192億円と減少が目立った。

 地域別でみると、米国向けと欧州連合(EU)向けは輸出入とも増加。半面、アジア向けは輸出入ともに減少。このうち中国向けも輸出入とも減少した。

 9月の平均為替レートは1ドル=106円69銭だった。前年同月の111円13銭に比べ4円44銭の円高・ドル安だった。輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は前年同月比4.1%減の1798億円だった。

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