1月の神戸港、輸出入総額2カ月連続で減少 中国向け輸出は17.7%減

20190220神戸港貿易統計1月

 神戸税関が20日に発表した1月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比3.4%減の6853億円だった。輸出入総額は2カ月連続で前年同月を下回った。中国向け輸出が17.7%減の806億円と大幅に減少したのが影響した。一方、中国からの輸入は増加し、中国を含むアジアからの輸入額は1月として過去最高を記録した。

 輸出額は前年同月比2.9%減の3950億円だった。中国向けのプラスチックや繊維機械、織物用糸および繊維製品などの減少が目立った。このほか米国、中国向けなどの電池に加え、ブラジルやオランダ向けの有機化合物も減った。半面、精油・香料および化粧品類は引き続き、中国向けを中心に伸びた。

 地域別で見たアジア地域向けの輸出が227億円(9.1%)減の2283億円だった。このうち中国向けは172億円の減少と目立った。もっとも中国向けの輸出は例年、旧正月(春節)の中国の連休直前に減少する傾向がある。今年は2月5日が旧正月で、昨年の旧正月(2月16日)よりも早く、1月に影響が出やすいとみられる。中国向け輸出の大幅減は、すべて米中摩擦の影響というわけでもなさそうだ。

 一方、輸入額は前年同月比4.1%減の2902億円だった。加熱式たばこを中心とした欧州からのたばこ、ドイツなどからの医薬品、米国からの原動機といった品目が減少。半面、電池材料などが含まれる無機化合物は1月として過去最高になったほか、中国やバングラディシュなどからの衣類および同付属品の増加が続いた。アジアからの輸入額は8.7%増の1651億円、このうち中国からは17.7%増の910億円だった。

 1月の平均為替レートは1ドル=109円47銭。前年同月の112円47銭に比べ3円ちょうどの円高・ドル安だった。輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は前年同月比0.7%増の1048億円だった。

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