井戸兵庫知事「一律的な行動制限が有効かは議論ある」 新型コロナ「増加期」入りも

20200723井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事は23日午後5時過ぎから開催した兵庫県新型コロナウイルス感染症対策本部会議の冒頭であいさつし、「一律的な行動制限がどこまで有効であったのかは、いろんな議論がある」として、同日から始まった4連休で外出自粛の要請を強化することに否定的な見方を示した。対策本部会議では外出の自粛要請も含めて協議し、井戸知事は23日午後6時半をめどに記者会見する。

 今回の対策本部会議は、この日の兵庫県での新型コロナの新たな感染者数が35人になり、新規感染者数の7日移動平均(当日も含む過去7日間の平均値)が20人を超えたことから開催した。兵庫県では新規感染者数の7日移動平均が20人を超えると「感染増加期」と位置付け、専用の病床数400床程度、うち重症患者向け70床程度に向けて準備を進めることを決めている。

 井戸氏は住民向けの行動制限に対する考え方として、22日の関西広域連合委員会での議論を引用。「府県間の往来抑制は一律の規制で効果があったのかは検証しにくい」ため、「クラスター(感染者集団)の発生源になったようなところへの出入りについて、慎重に注意をしていただく呼びかけを強化をする」と説明した。「この方針を踏まえながら議論することが必要」と強調していた。

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