トーホー、9月の売上高14.7%減 駆け込み需要の反動は影響軽微

 トーホーが発表した9月の売上高動向は、全店全業態ベースで前年同月比14.7%減になった。7カ月連続で前年同月を下回ったが、8月(26.1%減)に比べて減少率は縮小した。主力の業務用食品卸売り(DTB)は17.1%減と、8月の32.3%減から減少率が縮小。飲食店の営業再開などで需要が回復する流れになったもよう。同社全体でみると、消費税率引き上げによる昨年9月の駆け込み需要の反動は、影響が小さかった。

 「A-プライス」などを展開するキャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売り、C&C)は、昨年9月に酒類に消費税率引き上げに伴う駆け込み需要が発生した反動もあり、7.1%減と3カ月連続で前年同月を下回った。「トーホーストア」の食品スーパーは販促の見直しなどが影響して8.1%減。フードソリューションは、新型コロナの影響や建設関連子会社で月内完工が減ったことなどで20.4%減だった。

 既存店ベースでは、C&Cが6.6%減と2カ月連続で前年比減。食品スーパーは8.1%減だった。食品ストアはトーホーストアの店舗数に異動がなかったことで、事業全体と既存店の動向が一致する。

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