三宮再開発 安藤氏寄付「こども本の森神戸」に着手、東遊園地の基本設計決定
- 2020/09/24
- 15:40
神戸市の久元喜造市長は24日の定例記者会見で、世界的な建築家の安藤忠雄氏が寄付する子供向けの図書館(完成予想図=神戸市提供)の建設に着手したと表明した。神戸市中央区の東遊園地内にある建設予定地では23日に仮囲いを設置し、樹木の移植などの準備工事を開始。11月に本体工事に入る。図書館名は安藤氏の意向もあって「こども本の森神戸」に決めた。2022年春の開館をめざす。
加えて東遊園地再整備の基本設計も決定。広い「芝生ひろば」と、芝生広場を見下ろすデッキテラス「見晴らしひろば」、フラワーロード沿いで南北の園地をつなぐ「みちひろば」に、図書館も配置する南園地「こどもと花のひろば」の、4つの区域で公園全体を構成する。園地の中心には、カフェなどに使用する施設「URBAN PICNIC」を建設する。
東遊園地は21年6月から順次着手し、工事が完了した場所から順次オープン。23年夏には税関線前歩道橋が完成し、同年秋には東遊園地全体が完成する計画だ。図書館や東遊園地の設計・計画やスケジュールについては、市民意見募集の際などに提示した内容と同様とした。
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