三宮再開発 東遊園地の再整備、にぎわい拠点・夜間景観・花だんなどで議論
- 2019/12/27
- 01:54
神戸市は27日、神戸都心の公園である東遊園地の再整備に向けて有識者の意見を聞く「アドバイザリーボード」の第2回会合を開催した。「にぎわい拠点施設」として建設する鉄骨1階建ての拠点施設「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」のほか、園内彫刻の再配置、水景施設、夜間景観、花壇などの植栽について現時点での案を提示。有識者らが議論した。(図は現時点での計画=神戸市の配布資料より)
アーバンピクニックには行事のためのスペースに加え、本を持ち寄る書架を配置、カフェの機能も持たせる。さらに芝生広場で行事を開催する際の拠点にもなる。このため有識者からは「もっと収納を充実させる必要がある」「搬出入に使うサービス導線が重要」との指摘が改めて出ていた。
このほか東遊園地の玄関に当たる神戸市役所に近い入口付近に水盤を設置することの是非や、夜間の芝生広場にどの程度の明るさを確保するかなどは、詳細を詰める必要があることなども確認した。植栽についても生物多様性への配慮について、改めて検討が必要との指摘などがあった。
東遊園地に関する「アドバイザリーボード」は3回の開催で東遊園地の再整備設計を固める予定だった。ただ、論点が多岐にわたるほか有識者らの指摘を設計に反映するには時間がかかるとして、所管する建設局公園部は「アドバイザリーボードのスケジュールを見直す」(広脇淳・担当局長)と説明した。
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