三宮再開発 南北園地の分断解消など議論、東遊園地の再整備で有識者

20191116東遊園地

 神戸市は15日、神戸都心の公園である東遊園地の再整備に向けて有識者の意見を聞く「アドバイザリーボード」の第1回会合を開催した。基本設計の担当業者に決まった公園マネジメント研究所(大阪市中央区)などの設計共同体が提案した、「芝生広場」「見晴らし広場」「みち広場(スーパーグリーンモール)」の3つの部分から東遊園地を構成する案などについて議論。有識者からは、南北の園地を分断する道路を公園用地に転じることはできないか、といった意見が出ていた。

 神戸市は昨年6月に東遊園地の再整備のための基本計画を決定した。その後、国道2号線をまたぎ東遊園地に接続する歩道橋のデザインが決まったほか、世界的に著名な建築家の安藤忠雄氏が「こどものための図書館」を寄付することも決まった。これらを含めた基本設計に向けて、課題などをあぶりだすのが議論のねらい。学識経験者、地域団体の代表者、神戸市の建設局や都市局の担当者らが出席した。

 安藤忠雄氏が「こどものための図書館」建設を提案したのを受けて、有識者からは「南園地は子供向けに特化してはどうか」「季節を感じる花時計は、仮移転した現在の場所が子供のためによさそう」といった声が出ていた。半面、「歩道橋と図書館が両方できたときのバランスは考慮が必要」との指摘もあった。花時計の位置も含めて園内施設の配置が流動的であるなか、安藤氏が花時計を囲むにように湾曲した図書館の配置にはどの程度こだわりがあるのかなど、安藤氏側にも話を聞く必要が出てきた。

 東遊園地に関する「アドバイザリーボード」は年度内にあと2回の開催を予定する。次回は12月26日。新たに決まった「にぎわい拠点施設」の運営事業者も次回から議論に参加する予定だ。建設局公園部によると、一般に公開できる新たな東遊園地の平面図の案も次回までには作成するという。

 一方で今回のアドバイザリーボードに加え、三宮再開発に関する他の会議などにも多く出席する大阪市立大の嘉名光市教授は、高低差なども含めた東遊園地の全体像を把握するために模型の作成を提案。さらに三宮再開発にかかわる「各部署が同じ縮尺で模型を作り、会議の時に各担当が模型を持ち寄って(三宮の)全体が理解できるようにしてはどうか」と話していた。

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