三宮再開発 東遊園地の再整備で市民アンケート開始 「安藤図書館」は意見募集
- 2020/04/03
- 00:52
神戸市は、基本設計を進めている東遊園地(神戸市中央区)の再整備について市民向けのアンケート調査を開始した。東遊園地の基本設計に向けては、有識者による会議「アドバイザリーボード」を設置して意見の聴取を進めているが、有識者の議論で論点が多岐にわたったことや、有識者の間でも見方が分かれている論点があり、幅広く市民の意見を聞く必要があると判断した。アンケートの前提になる現時点での設計案(図=神戸市の発表資料より)も公表。30日まで回答を受け付ける。
広場のあり方や、植栽・樹木、震災関連モニュメント、南側園地の位置づけ、花時計など、東遊園地を構成する要素について、それぞれ神戸市が作成した説明文に共感できるかを尋ねる形式。自由に意見を書く欄も設けた。東遊園地は近隣住民が利用するだけでなく、「1.17のつどい」「神戸ルミナリエ」などの会場にもなる象徴的な公園とあって、できるだけ多くの回答を得たい考えだ。
アドバイザリーボードは最終回である第3回を4月下旬にも開催。今回のアンケート結果とアドバイザリーボードの意見を取り入れて、5月下旬にも基本設計案を公開したい考えだ。さらに夏場にかけて、改めて意見募集(パブリックコメント)を計画している。
同時に、建築家の安藤忠雄氏が寄付を申し出た「こどものため図書館」について基本方針案を公表。東遊園地とは別に意見募集を開始した。設置場所は当初の計画通り東遊園地内とした。児童書など2万5000冊程度の蔵書を想定。本の貸し出しはしないが、公園内への持ち出しはできるようにする。延べ床面積は約750平方メートル。施設名は改めて検討する。2020年度中に着工し、21年度中の完成をめざす。
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