2月の兵庫鉱工業生産6.9%減 基調判断「やや弱い動き」に下方修正

20200420鉱工業生産

 兵庫県が20日に発表した2月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比6.9%低下の96.6だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。生産活動の基調判断は「やや弱い動きがみられる」として、前月まで3カ月続いた「一進一退で推移している」との見方から下方修正した。

 主要9業種の生産指数では6業種が低下した。鉱工業生産指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」は10.6%低下。ノート型パソコンや開閉制御装置などの生産が減少した。2番目に大きい「化学工業」も前月比5.9%低下。化粧品や医薬品、自動車排気ガス浄化用触媒などの生産が減った。このほか「輸送機械工業」「汎用・業務用機械工業」などの生産も減少した。半面、生産が増加したのは「鉄鋼・非鉄金属工業」「窯業・土石製品工業」「食料品工業」だった。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が17日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比0.3%低下の99.5だった。

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