3月の神戸港、輸出入総額が11.5%減 輸出2ケタ減・中国から輸入は前月比倍増

20200420貿易統計

 神戸税関が20日発表した3月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比11.5%減の7388億円と大幅減だった。6カ月連続で前年同月を下回った。新型コロナウイルス感染症が広がったアジアや米国などとの貿易額が減少した。ただ、新型コロナの影響が収束に向かった中国からの輸入は、前月比で倍増。「世界の工場」の生産が回復したのが神戸港の貨物取り扱いを下支えした形だ。

 輸出額は前年比13.7%減の4845億円だった。前月比では15%増加した。建設用・鉱山用機械や、鉄鋼。原動機といった主力の輸出品目が減少する半面、リチウムイオン電池や太陽光パネルの材料になる無機化合物の輸出額は189億円と3月としては過去最高を記録した。2月に輸出できなかった分を補った面もあったとみられる。シンガポールなどへの非鉄金属も158億円と3月としては過去最高の輸出額だった。

 輸入額は前年比6.8%減の2542億円だった。中国からの輸入額は666億円だった。前年比では16.2%減になったが、前月(292億円)からは2.3倍と跳ね上がった。国内外の港湾では、新型コロナの影響で止まっていた中国からの船舶が3月に入って相次いで到着。神戸港でも一定程度の荷動きが戻ったようだ。品目別では、月前半は影響が小さかったイタリアなどからのタバコが226億円と3月としては過去最高。中国や韓国からの半導体など電子部品も増加した。

 3月の平均為替レートは1ドル=107円96銭と、前年同月に比べ3円20銭の円高・ドル安だった。

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