1月の兵庫鉱工業生産3.6%増 基調判断「一進一退」を据え置き
- 2020/03/23
- 10:30
兵庫県が23日に発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比3.6%上昇の103.8だった。3カ月ぶりに生産の増加を示した。生産活動の基調判断は「一進一退で推移している」との見方を据え置き、3カ月連続で同じ見方になった。
主要9業種の生産指数では7業種が上昇した。鉱工業生産指数に占めるウエートが2番目に大きい「化学工業」が前月比3.6%上昇。化粧品や医薬品、自動車排気ガス浄化用触媒などの生産が増えた。ウエートが3番目の「食料品工業」も1.1%上昇。ビール、肉製品、チーズ、麺類などの生産が増えたという。半面、最もウエートが大きい「電気・情報通信機械工業」は1.8%低下。一般用タービン発電機、電気がま、ネットワーク接続機器、搬送装置などの生産が減少した。
同じ月の全国統計では、経済産業省が17日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.0%上昇の99.8だった。
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