12月の兵庫鉱工業生産0.6%減 基調判断「一進一退」を据え置き

20200220鉱工業生産

 兵庫県が20日に発表した2019年12月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比0.6%低下の100.2と低下。2カ月連続で生産の減少を示した。生産活動の基調判断は「一進一退で推移している」との見方を据え置き、2カ月連続で同じ見方になった。

 主要9業種の生産指数では4業種が低下した。鉱工業生産指数に占めるウエートが2番目に大きい「化学工業」が前月比26.1%低下。医薬品や化粧品、エボキシ樹脂、溶剤系合成樹脂塗料などの生産が減った。ウエートが3番目の「食料品工業」も1.1%減少。アイスクリームや清酒が減少した。半面、最もウエートが大きい「電気・情報通信機械工業」は、一般用タービン発電機やリチウムイオン蓄電池、開閉制御装置などの増加で8.0%上昇した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が17日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.2%上昇の98.8だった。

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