11月の神戸市消費者物価、前年比で1.5%上昇 現基準での最高値更新が続く

20191220消費者物価

 兵庫県が20日に発表した11月の神戸市消費者物価指数(2015年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比1.5%上昇の102.9と、現基準での過去最高値の更新が続いた。前年同月を上回ったのは16カ月連続。前月比では2カ月連続で上昇した。住居の設備修繕・維持に関する価格や、生鮮食品を除く食品などの値上がりが続いており、指数を押し上げた。

 10大費目別の指数で見ると7費目が前年比で上昇した。住居の「設備修繕・維持」に関する価格は前年比で10.2%、前月比で9.6%上昇した。生鮮食品を除く食品では、穀類や調理食品の上昇も目立った。外食は前月比では横ばいながら、前年比では3.0%上昇と値上がりが顕著だ。

 全国統計では、総務省が同日発表した11月の全国消費者物価指数(2015年=100、生鮮食品を除く総合)は102.2と前年同月比で0.5%上昇した。上昇は35カ月連続。前月比(季節調整値)では0.1%の上昇だった。

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