神戸空港、9月の旅客数が前年比13.2%増 増便と前年同月の台風で高い伸び

 空港運営会社の関西エアポートグループが24日発表した9月の神戸空港旅客数は、前年同月比13.2%増の30万1690人と高い伸び率だった。発着枠の拡大を受けた8月からの増便で旅客数が増加したうえ、前年同月は台風などの影響で欠航が相次いだ反動も統計に表れた。さらに提供座席数に占める、幼児を除く有料利用者数の割合を示す利用率が羽田便で90%を超えるなど、航空需要の活発さを改めて示した。

 路線別では、幼児を含まない有料利用者ベースで、スカイマークが増便した茨城便で43.4%増と大幅に旅客数が伸びた。やはり増便があった長崎便で35.3%増。いずれも前月に続いて高い伸びを維持した。旅客数が前年同月を下回ったのは新千歳便のみで、0.6%減だった。

 9月の発着回数は2785回と前年同月に比べて21.6%増えた。前年同月に欠航が多かった旅客便は1953回と前年同月(1682回)を大きく上回った。プライベート機や小型機などを含む「その他」の航空機の発着回も832回と、前年同月(608回)を4割近く上回った。

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