9月の兵庫県一致指数は2カ月連続で上昇 基調判断「下げ止まり」に据え置き

 兵庫県が30日に発表した9月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から2.7ポイント上昇の78.7だった。2カ月連続で改善した。国内外で自動車生産が回復するなど、生産活動が再び増加し、個人消費も底堅く推移したのを反映する動きになった。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、2カ月連続で「下げ止まりを示している」との見方を示した。

 一致指数の上昇は、大口電力消費量や所定外労働時間数(全産業)の増加や、企業収益率(製造業)の改善などが寄与。実質百貨店販売額の減少や、機械工業生産指数と有効求人倍率の悪化を補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比10.1ポイント上昇の94.2と、4カ月連続で改善した。新規求人数の増加や、企業倒産件数の減少、鉱工業製品在庫率指数の低下が寄与した。日経商品指数(42種)の悪化を補った。

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