ＭＯＲＥＳＣＯが13日に発表した2017年３〜８月期の連結決算は、純利益が前年同期比７％増の６億8100万円だった。中国と東南アジアで自動車向けに加え、切削油など製造業向けの特殊潤滑油が好調だった。原材料費や販管費の増加を、売上高の増加で吸収した。

　売上高は３％増の135億円、営業利益は５％増の10億円だった。減価償却費やシステム関連費用の増加で販管費が膨らんだ半面、原材料価格の転嫁も進んで採算は改善した。国内売上高は１％増の102億円、中国は16％増の15億円、東南アジアは11％増の22億円、北米は５％減の４億円だった。

　18年２月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比16％増の18億円の見通し。年間配当予定の45円（うち中間20円）も維持した。

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