8月の兵庫県有効求人倍率、3カ月ぶり悪化 「厳しい状況」判断継続

 厚生労働省の兵庫労働局が1日に発表した8月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.03ポイント低下の0.94倍と3カ月ぶりに悪化した。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求職が求人を上回っており、厳しい状況にある」との情勢判断を継続した。加えて「新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」との見方も維持した。

 有効求人数は前月比0.8%増の8万1167件と3カ月連続で増加した。有効求職者数は同3.9%増の8万6097件と2カ月連続で増加した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.62倍。前月比0.12ポイント低下と、2カ月連続で前の月に比べ悪化した。新規求人数は2.0%減の2万8075件と2カ月連続で減少した。就業地別の有効求人倍率は0.04ポイント低下の1.02倍だった。

 原数値でみると企業の新規求人は前年同月比5.5%増と、6カ月連続で増加した。業種別では、製造業が33.3%増、サービス業(他に分類されないもの)が19.2%増、医療・福祉が4.3%増などと増加した。半面、減少したのは宿泊業・飲食サービス業の13.0%減、建設業の5.2%減などだった。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月比0.01ポイント低下の1.14倍だった。

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