3月の兵庫県有効求人倍率は横ばい 情勢判断は引き続き「厳しい状況」 

 厚生労働省の兵庫労働局が30日に発表した3月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比横ばいの0.94倍だった。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求職が求人を上回って」推移していることから、「厳しい状況にある」との情勢判断を継続した。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響について「引き続き注意する必要がある」との見方も引き続き示した。

 有効求人数は前月比624件の増加と2カ月ぶりに増加した。一方、有効求職者数は同815件の増加と3カ月ぶりに増えた。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が2月末に解除されたことで、求人や求職が活発化した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.79倍。前月の1.59倍から0.20ポイント改善と3カ月ぶりに前の月を上回った。新規求人数が4169件(17.4%)増と伸びが目立った。ただ、就業地別の有効求人倍率は前月比0.02ポイント低下の0.99倍と、3カ月ぶりに1倍を下回った。

 企業の新規求人は原数値で前年同月比4.8%増と、15カ月ぶりに前年同月を上回った。業種別では、建設業が10.7%増、運輸業・郵便業が18.0%増、学術研究・専門技術サービス業が16.0%増、宿泊業・飲食サービス業が20.3%増、生活関連サービス業・娯楽業が5.0%増だった。半面、製造業は7.9%減、卸売業・小売業は5.6%減、医療・福祉が4.8%減などだった。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.01ポイント上昇の1.10倍だった。2カ月ぶりに上昇した。

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