1月の兵庫県有効求人倍率、1年7カ月ぶり上昇 情勢判断「厳しい状況」を継続

 厚生労働省の兵庫労働局が2日に発表した1月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.04ポイント上昇の0.95倍だった。有効求人倍率は1年7カ月ぶりに上昇した。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求人が底堅く推移する中、求職者が引き続き高水準」と指摘。「厳しい状況にある」との情勢判断を継続した。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響について「引き続き注意する必要がある」との見方も維持した。

 有効求人数は前月比1727件の増加と4カ月ぶりの増加だった。一方、有効求職者数は同2213件の減少と9カ月ぶりに減少したことで、有効求人倍率が上昇した。ただ有効求職者数の減少は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言による影響も考えられるという。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.70倍。前月の1.94倍から0.24ポイント悪化と3カ月ぶりに前の月を下回った。新規求人数、新規求職者数ともに減少した。

 企業の新規求人は原数値で前年同月比12.4%減と、13カ月連続で前年同月を下回った。業種別では、製造業が13.7%減、運輸業・郵便業が9.9%減、卸売業・小売業が26.0%減、宿泊業・飲食サービス業が41.4%減、生活関連サービス業・娯楽業が34.9%減、医療・福祉が4.7%減などだった。半面、建設業が18.6%増、学術研究・専門技術サービス業が7.5%増など。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.05ポイント上昇の1.10倍だった。2カ月ぶりに上昇に転じた。


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