2月の兵庫県有効求人倍率、2カ月ぶり低下 情勢判断「厳しい状況」を継続

 厚生労働省の兵庫労働局が30日に発表した2月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の0.94倍だった。2カ月ぶりに低下した。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求人が弱含んでおり、求職者が引き続き高水準にある」と指摘。「厳しい状況にある」との情勢判断を継続した。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響について「引き続き注意する必要がある」との見方も維持した。

 有効求人数は前月比2287件の減少と2カ月ぶりの減少だった。一方、有効求職者数は同1024件の減少と2カ月連続で減少。この結果、有効求人倍率が低下した。求人や求職の減少は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、活動が控えられた影響とみられる。このほか足元では都心部を避け、居住地近くで求職する動きも一部で増えているという。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.59倍。前月の1.70倍から0.11ポイント悪化と2カ月連続で前の月を下回った。新規求人数が減少した一方、新規求職者数は増加した。

 企業の新規求人は原数値で前年同月比15.3%減と、14カ月連続で前年同月を下回った。業種別では、製造業は25.3%減、運輸業・郵便業が25.3%減、卸売業・小売業は16.6%減、学術研究・専門技術サービス業は7.3%減、宿泊業・飲食サービス業は31.5%減、生活関連サービス業・娯楽業は32.2%減、医療・福祉が11.7%減などだった。半面、建設業が2.0%増だった。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月に比べ0.01ポイント低下の1.09倍だった。5カ月ぶりに低下に転じた。

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