キムラタンの前期、最終赤字4億1600万円 新型コロナで来店客減

20210514キムラタン決算

 ベビー・子供用品のキムラタンは12日、2021年3月期の連結最終損益が4億1600万円の赤字(前の期は5億8000万円の赤字)だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、店舗への来店客数が減少したのが響いた。減収による影響で損失を計上する。不採算店の閉鎖や経費削減などに取り組んだが、およばなかった。

 売上高は前の期比4%減の47億円、営業損益は4億3700万円の赤字(前の期は4億5700万円の赤字)になった。このうちアパレル事業の売上高は7%減の44億円だった。その他事業の売上高は、運営する保育園が1カ所増えて5園になった保育園事業の収入増を主因として2億1300万円(前の期は6600万円)になった。

 決算短信には「継続企業の前提に関する重要事象等」を記載した。2014年3月期から継続して営業キャッシュフローがマイナスであることなどを指摘。赤字が続いていることなどで、企業の継続に疑義が生じていると記載した。

 同時に示した22年3月期の連結業績予想は、最終損益が500万円の黒字を見込む。売上高は1%増の47億円の見通しとした。

 あわせて同社を担当する監査法人を清稜監査法人(大阪市中央区)から監査法人Ks Lab.(大阪市北区)に変更することも発表した。株主総会の予定日である6月24日に交代する。

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