キムラタン、今期最終赤字3億7000万円に下方修正 コロナ禍で来店客数減

20210213キムラタン

 ベビー・子供用品のキムラタンは12日、2021年3月期の連結最終損益が3億7000万円の赤字(前期は5億8000万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である2億2000万円の赤字から下方修正し、赤字幅が拡大する。11月ごろからの新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、店舗への来店客数が減少。減収による影響で損失が膨らむ見通しになった。子会社である中西の本社と配送センターの売却で固定資産売却益3200万円を特別利益に計上するが、補えない。

 売上高は前期比4%減の47億円、営業損益は3億9000万円の赤字(前期は4億5700万円の赤字)を見込む。従来予想は49億円、2億4000万円の赤字だった。ネット通販は堅調に推移したが、同社全体の売上高への寄与は小さかった。卸業態としても、全般的にはコロナ禍の影響で小売店が仕入れを抑制する傾向にあった影響を受けた。都市部では1月に緊急事態宣言が再発令されたことから、消費マインドの弱含みや、来店客数の減少など、足元でも厳しい環境が続いているという。

 同時に示した20年4〜12月期の連結決算は、最終損益が2億6000万円の赤字(前年同期は4億3000万円の赤字)だった。不採算店の閉鎖や経費削減で減収になったが、赤字幅も縮小した。売上高は4%減の34億円、営業損益は3億円の赤字(前年同期は3億2500万円の赤字)になった。

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