シャルレ、今期最終黒字2億7000万円に シャワーヘッドが通年寄与
- 2021/05/14
- 03:53

婦人下着の訪問販売が主力のシャルレ(9985)は13日、2022年3月期の連結最終損益が2億7000万円の黒字(前期は13億円の赤字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染防止を目的に控えられていた、代理店など同社製品を販売する「ビジネスメンバー」の営業活動が再び活性化する見込み。高採算のシャワーヘッド製造販売が通年で寄与するのも、利益の下支えになる。
売上高は前期比18%増の163億円、営業損益は6億円の黒字(前期は7億7500万円の赤字)になった。シャワーヘッドの寄与などもあり、売上高と営業利益が、ともに新型コロナ感染拡大前の20年3月期を上回る。国内の営業拠点を8支店から2拠点に統合したコスト削減効果なども表れる見通しだ。
年間配当金は前期比2円減配の8円を予定する。前期の赤字によって減少した純資産を、減配によって回復させる。
同時に発表した21年3月期の連結決算は、連結最終損益は13億円の赤字(前の期単独は7300万円の黒字)になった。新型コロナの影響で、婦人下着など衣料品の営業活動が低調になった。売上高が前期単独比12%減の137億円、営業損益は7億7500万円の赤字(前の期単独は2億3900万円の黒字)だった。
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