兵庫県、新型コロナ対策融資の実行期限を延長 21年5月末に

 兵庫県は21日、「新型コロナウイルス感染症対応資金」の融資制度に基づく融資の実行期限を2021年5月31日に延長すると発表した。従来は21年3月31日までを予定していた。政府が8日に追加経済対策を閣議決定したのを受けた措置。事業者が4000万円を上限に、最大で当初3年は無利子、無保証料で融資を受けられる制度だ。

 同時に兵庫県が実施している「新型コロナ対策貸付」「経営活性化資金」「借換等貸付」「新型コロナウイルス感染症保証料応援貸付」は21年1月末としていた融資実行期限を同3月末に延長する。「新型コロナウイルス危機対応貸付」については保証に関する手続きのため1月末の期限を変更しない。

 兵庫県は制度融資を充実させることで、新型コロナウイルスの中小企業などへの影響を抑える施策を採ってきた。4月以降も同様の制度融資を継続するかにつについて、井戸敏三知事は21日の定例記者会見で「当初予算で検討するが、ある程度は用意することを前提に検討を進める」と説明した。

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