新長田再開発の検証で有識者会議、12月に追加開催 報告書は年内に
- 2020/11/11
- 00:13
神戸市が10日に開いた新長田駅南地区の再開発事業を検証する有識者会議(座長・加藤恵正兵庫県立大院教授)の第3回会合では、会議の日程を追加することを神戸市が示した。当初は11月までに3回の有識者会議を開いて、報告書をまとめる方針としていた。だが委員の間に意見も多く、追加開催でさらに議論を深める必要があると判断した。第4回の会議は12月11日とした。
報告書の構成は「事業の概要」「事業の検証」「検証から見えた今後への提案」「関連資料」の4部で構成する方針だ。神戸市は1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生してから2カ月後の95年3月17日に、市内各地の被災市街地の再開発や区画整理事業などを都市計画決定する。なぜ都市計画決定を急いだのか、事業区域はどう設定したのか、事業手法をどう決定したのか、などを明らかにする。
この日の会合では「事業の検証」部分について有識者会議の意見が生かされたか確認するとともに、「検証から見えた今後への提案」の案を神戸市が新たに提示し、有識者らが意見を述べた。次回の会合で、最終的な報告書の案を検討。年内には報告書はとしてまとめる計画だ。
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