井戸兵庫知事、国の3次補正予算「目玉に緊急雇用対策を」 ラジオ番組で
- 2020/11/10
- 11:52
兵庫県の井戸敏三知事は10日午前にラジオ関西の番組に出演し、政府が編成を計画している2020年度第3次補正予算について「目玉に緊急雇用対策をしっかり据えてほしい」との期待を述べた。井戸知事は、新型コロナウイルスによる経済への影響について「長引いてくると仕事(雇用)の問題に波及してくる」と認識を示した。そのうえで08年秋のリーマンショックの際にも「緊急雇用対策のために基金を作り、基金から雇用を作っていくという対策が1兆500億円の規模で行われた」と指摘。今回も同様の施策を政府に期待していると語った。
菅義偉首相は10日午前の閣議で、2020年度第3次補正予算を編成し、追加経済対策をまとめるよう指示したと伝わっている。
兵庫県では9月まで3カ月連続で有効求人倍率が1倍を下回って推移し、雇用市場の需給の緩みが指摘されている。井戸氏は新型コロナの影響での失業者向けに「暫定的な職場」として、市町村による採用も含めて「兵庫県(内)だけで2000を超える臨時の職を確保している」と説明。失業者を期限付で積極的に採用する制度について説明した。「いまのところは暫定的な対策をフルに活用することになる」という。一方で「問題はこれから」として、政府による大規模な雇用対策の必要性を強調した。
菅義偉首相は10日午前の閣議で、2020年度第3次補正予算を編成し、追加経済対策をまとめるよう指示したと伝わっている。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 久元神戸市長、インフラ整備「できるだけ予定通りに」 兵庫県への要望説明会 (2020/11/11)
- 新長田再開発の検証で有識者会議、12月に追加開催 報告書は年内に (2020/11/11)
- 井戸兵庫知事、国の3次補正予算「目玉に緊急雇用対策を」 ラジオ番組で (2020/11/10)
- アーバンイノベーション神戸、「市の資金運用」など7課題 12〜3月に実証実験 (2020/11/10)
- 久元神戸市長、阪急と地下鉄の相互乗り入れ「あきらめず可能性を追求したい」 (2020/11/09)
広告