井戸兵庫知事、社会規制「検討すべき時期でない」 感染拡大期2入りも

 兵庫県の井戸敏三知事は11日に記者会見し、飲食店への休業要請など社会規制について「検討すべき時期ではない」との認識を示した。兵庫県では同日、新規の新型コロナウイルス感染者の7日移動平均が40人を上回る43.3人になり、医療体制などを強化する「感染拡大期2」に入ったが、社会規制については「そこまでやらなくてはいけない状況が来るのかどうか、予想もできない」とも述べ、社会規制を検討する段階は、現時点では遠いと説明した。記者の質問に答えて述べた。

 社会規制に踏み切る条件については、「社会規制は一律的な対応をするべきではないと思っている」と回答。一律的な基準ではなく「諸要素が固まらないといけない」と述べ、あらかじめ基準は明確にしない方針を示した。

 井戸知事は社会規制について「たとえば県内全域などに一律の規制を実施することは、効果に対して不合理的な要素が目立った、というのが経験したこと」と述べ、4〜5月に実施した娯楽施設などへの休業要請について振り返った。これまで兵庫県では、他府県でみられたように1つの繁華街で集中的に感染が広がった経緯がないことから見ても、「取るべき手段としては最後の最後」になるという。

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