井戸兵庫知事、コロナ陽性者「検査体制が従前と異なる」 東京「しっかりやって」

20200710井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は9日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後に記者会見し、足元の兵庫県では1日に数人程度の新規の陽性者数が続いていることについて「検査の体制が(整って)従前とは異なる状況になってきている」と述べ、検査数に占める陽性数の比率低下を強調。今後の陽性数が増加する兆しではないとの見方を示した。感染経路についても「東京(から)飛び火の大阪、大阪からの飛び火で兵庫、みたいな構図でかなり説明できる」と述べ、3〜5月などに比べ濃厚接触者を追跡しやすい状況にあると説明した。

 東京都では9日に新たに判明した陽性者数が224人と、これまでで最多になったことについて「東京で押さえ込んでいただかないと全国に波及する」と指摘。「どうしても人の動きがあるので、東京での対応をしっかりやっていただきたい」「東京の押さえ込みがうまくいかないと、われわれだけで県民にお願いしても限度がある」と述べた。

 この日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の冒頭で井戸氏が、感染拡大について「諸悪の根源は東京」と発言し、直後に「取り消します」と述べたことについて記者が聞くと「あれは取り消し。なかったことになってる」と釈明。そのうえで、東京から国内の感染が波及していることについて「蓋(がい)然性が強い」との見方を改めて示した。

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